トラベラーの皆さん、こんにちは。当ブログでは、先日、ジンエアーの搭乗記をアップしました。今回は、その帰りの便として利用した大韓航空のインチョン→成田のエコノミークラスの模様をレポートします。ジンエアーは、大韓航空のグループ会社でもあるので、大韓航空とジンエアーを比較してみるのも面白いですね。
■搭乗便: 大韓航空 KE705
■スケジュール: 18:35インチョン発→21:05成田着(所要時間2時間30分)
■機材: A330-200
最新の第2ターミナルでチェックイン
こちらが第2ターミナルです。2018年1月に供用開始されました。広くて、真新しく、やはり最新の巨大空港はいいですよね。第2ターミナルは大韓航空を中心にスカイチーム系のエアラインが利用しています。LCCはジンエアーも含めて乗り入れていないので、日韓路線で第2ターミナルを利用しようとすると、必然的に大韓航空に乗らなければなりません。
いまではすっかりおなじみになった空港のセルフチェックイン端末。ここインチョン空港第2ターミナルでも、もちろん導入されています。日本語にも対応しているのでスムーズにチェックインが完了し、搭乗券とバーゲージタグがプリントアウトされました。
しかし、やはり慣れていない人にとってはこういった作業でも難しいのでしょう。隣の端末では、韓流ファンと思しき日本人のオバちゃん2人組がチェックインに手こずっていたので、お手伝いしました。まず第一歩目の日本語表示にする操作から分かっていなかったようです。画面上には”Language”というボタンが表示されていて、押せそうなものはそれしかないのですから、たとえ意味がわからずともとりあえず押してみればいいんです。間違ったところで大したことにはならないんですから。
皆さんも、タッチパネルの表示がわからなくても(個人情報の入力の前や支払いの前であれば)とりあえず何らかのボタンを押してみましょう。大人が2人して画面の前で数分間もフリーズしているよりはマシです。トライアンドエラーあるのみ。
さて、チェックイン作業を端末でサクッと済ませたものの、バゲージドロップに行ってみると長蛇の列ができていました。これではセルフチェックインの意味がなくない?自分で手続きするからこそカウンターで待たずに済むセルフチエックインのメリットが台無しになっています。
十数分並んで待った後、バゲージドロップカウンターで再度パスポートと搭乗券を提出し、パスポート写真土庄号をされ、やっと荷物を預けるに至りました。これ、二度手間ですよね。せっかくセルフチエックインを導入しているのだから、もう少し事務手続きを簡略化してもらえないのでしょうか。改善していただきたいところです。
KE705便はほぼ満席
ようやくKE705便に搭乗いたします。今回はボーディグブリッジ利用ではなく、沖止めのバス移動でした。ターミナルからかなり離れたところに駐機してあり、10分程度バスに揺られなければなりませんでした。(それだけインチョン空港が広いということでもあります。)
エコノミークラスはほぼ満席。空席はほとんど見当たりませんでした。機材はA330-200で2-4-2のワイドボディ機です。ジンエアーはB737-800のナローボディ機でしたので、それに比べるとゆとりがあるはずなのですが、満席になるとやはり圧迫感がありますね。
バルクヘッド席なら快適
ただ、今回は運良く28Aというバルクヘッド席に座ることができました。私、スカイチームの平会員で、このチケットもデルタのマイルの特典で予約した、言ってみれば大韓航空にとってはなんのメリットもない乗客なのですが、なぜかバルクヘッドといういい席を事前に追加料金無しで指定することができてしまったんですよね。ちなみにジンエアーは事前の座席指定は有料です。
バルクヘッドなので、足回りのスペースも余裕です。搭乗率が高いときは、指定できるなら絶対にバルクヘッド席を指定したほうがいいですね。圧迫感が軽減され、心理的な疲労も軽くなります。
テーブルとパーソナルモニターを引っ張り出すとこんな感じになります。モニターも他エアラインよりも一回りほど大きく感じられ、扱いやすいです。
シートポケットの中身。いろいろ入っていますね。”Do not Disrutb”や”Wake Me for The Duty Free”、”Wake ME for Feal Service”のステッカーは初めて見ました。こんなステッカーをエコノミークラスに導入しているのは、大韓航空以外にあるのでしょうか?やや過剰気味だとは思いますが、面白いサービスですね。
機内食が期待はずれなのは悲しい
こちらが、この便の機内食です。本当は大韓航空名物の機内食といえばビビンバなのですが、短距離エコノーミラスではビビンバは提供されていないそうです。(ビジネスクラスであれば提供されます。)
それで頂いた「ビーフ」がコレ。正直、不味い。油っこくて味がぼんやりとしたあんかけご飯がメイン。野菜やフルーツはありません。まあ、ソウル⇒東京の短距離国際線の機内食ではこんなものなのかな。アシアナ航空の機内食も、これと同レベルのがっかりメニューでしたし。また、味の面で言えば、今まで搭乗したフライトの機内食でワースト1だった中国国際航空に匹敵するレベルの不味さでした。
なお、ジンエアーではLCCにもかかわらず軽食が提供されます。大韓航空のようなホットミールではなく、デニッシュとヨーグルトというコールドミールになりますが、味がシンプルで私はジンエアーのほうが好みです。
機内食について愚痴ってもどうしようもありませんが、とにかく久々に乗った大韓航空のエコノミークラス機内食はがっかりでした。短距離フライトだと、機内食の満足度がフライト自体の印象を左右してしまうので、やはりもう少し頑張ってほしいところではあります。
おわりに
今回は、大韓航空のインチョン→成田の路線をレビューしましたが、全体的に期待以下だったのが残念です。日韓路線はLCCがたくさん飛んでいますので、その分フルサービスキャリア(FSC)に求めるものがハードルが高くなってしまうんですよね。今回のようなフライト内容では、あえてFSCを選択することはないかなと思います。大した差がないので、短距離路線であればLCCであるジンエアー(やチェジュ航空)で十分かなと思ってしまいますね。