LCCでもモニター完備!ジェットスターB787が快適だった!成田⇔ゴールドコースト搭乗記

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 コアラとカンガルーの国、オーストラリア!

 日本⇔オーストラリア間はカンタスや、JAL、ANAなどのレガシーキャリアが直行便を飛ばしています。ただ、レガシーキャリアの直行便はお値段もそれなりにするので、気軽に出かけることなんてできませんよね。

 しかし、LCCのジェットスターを使えば、お手頃かつ快適にオーストラリアに行けちゃうんです!今回は、ジェットスターの直行便でゴールドコーストにサクッと行ってきちゃいました!お値段は、セールチケットを利用したので、往復で約1.5万円でした。2万円以下行けちゃうオーストラリア、そのフライトの様子をレポートします!

◆搭乗便&スケジュール:
往路JQ12便 成田21:05→ゴールドコースト6:55
復路JQ11便 ゴールドコースト10:45→成田18:55
◆使用機材: B787-8

 ジェットスター国際線のチェックインは、成田空港第3ターミナルのカウンターで出発時刻の3時間前から始まります。チェックイン開始直後は長蛇の列ができていたので並ぶのを諦め、1時間半ほど時間を潰してから再びカウンターを訪れてみると、列がほとんど解消していてサクッとチェックインできました。

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設備はレガシーキャリア並!

 ジェットスター・ジャパンの国内線には定員が200名弱のエアバスA320型機が使われていますが、本家ジェットスターの日本⇔オーストラリア路線には、定員が優に300名を超えるボーイング787-8型機が投入されています。今回のゴールドコーストへのフライトも、B787-8でした。


 B787-8はワイドボディ機だけあって天井も高く、過度な圧迫感がないのがうれしいですね。ただ、レガシーキャリアのB787のエコノミーの配列が2-4-2であるのに対し、ジェットスターは3-3-3となっていて、横に1席分詰め込んでいます。これはスクートのB787-8と同様です。1隻あたりのシート幅が窮屈に感じられるのは、致し方ありません。


 しかし、ジェットスターには特筆すべきアドバンテージがあります。LCCであるにもかかわらず、エコノミーの全席にシートモニターが官婢されているのです!!!それも、最新のタッチパネル式!こりゃすごい!

 これまで、LCCの中長距離便には、エアアジアスクートセブ・パシフィックに乗ったことがありましたが、いずれのエアラインでもシートモニターは装備されていませんでした。LCCなのですから、それが当たり前なのではありますが。

 一方、ジェットスターは最新式のモニターが普通に標準装備されています。これは、私の”LCC観”を根底から覆す、ショッキングな事実でした(汗)。


 シート自体はごくごく普通。ただ、背もたれ部分がが極端に薄いためか、後ろの席の人の膝が背もたれに当たるたびに、背もたれのどこにあたっているのかが特定できるほどでした。(これは、ジェットスターの国内線シートでもよくあります。)


 シートピッチは狭め。足回りのスペースには余裕がありません。これでゴールドコーストまでの8時間を過ごさなければならないのは、正直キツイです。

 ただ、大きめのシートモニターもありますし、またモニター下にはUSBスロットも一口用意されているので、フライト中にスマホの充電をすることもできます。LCCにもかかわらず、設備の充実度はレガシーキャリア並です。

コンテンツは有料

 エンタメは最新の映画から、オーディオやゲームまで、これもレガシーキャリアと同等のコンテンツが揃っていました。どうやら親会社のカンタス航空のエンタメシステムを使っているようです。ただしコンテンツの利用は有料となっていて、そこはやはりLCCですね。全てのコンテンツにアクセスできる権利を10AUDで購入するか、またはコンテンツ利用ごとに指定された金額を支払うことになります。



 支払いはクレジットカード。モニターの下部にあるカードリーダーにクレジットカードをスワイプすると支払いが完了します。特にトラブルもなく、1回のスワイプで支払いができました。


 さてさて、映画を見たりウトウトしているうちにゴールドコーストに到着。JQ12便は夜行便でゴールドコーストに着く頃に夜が明けます。このスケジュールだと、到着日の午前中からフルに時間を使うことができます。延々と続くゴールドコーストの浜辺を眼下に、太平洋から昇る朝日を拝みつつ、ゴールドコーストに着陸しました。

復路便はガラガラだった

 復路のJQ11便は、ゴールドコースト発が10:45です。ゴールドコースト空港はLCC向けに作られた空港で、ターミナルは1階平屋建て、ボーディングブリッジもなく徒歩で飛行機まで移動します。


 私が利用したJQ11便の搭乗率は3割程度で、ガラガラでした。往路便は9割程度あったので、その差にびっくり。


 私の席の隣も人がいなかったので3席独占し、エコノミーフルフラットで横になりながら帰ってきました。ガラガラの長距離便はありがたいですね。ジェットスターのビジネスクラスはリクライニングシート止まりなので、エコノミーフルフラットのほうがビジネスクラスよりも快適です。

機内食は正直オススメできない

 さて、長距離便に乗ったからには、機内食についてもご報告せねばなりますまい。今回のフライトでは、往路復路合わせて3回機内食をいただきました。全て有料で、3回のうちの2回はインターネットからの予約でフライト前に支払いを済ませ、残り1回はフライト中の機内購入でした。

 ちなみに、ジェットスターの機内販売は豪ドル支払いになっていますが、現金を持ち合わせていなくてもクレジットカードの支払いが可能です。通常のLCCは「○ドル以上のお買い上げに限りクレジットカード利用可」というところが多いのですが、ジェットスターに関してはジュース1本からクレジットカードが利用でき、大変助かります。

 まず、往路フライトで頂いたのがこちらの「リーおじさんのベジタリアンヌードル」というカップ麺。インターネットで事前購入したものでした。成田離陸後しばらくして、事前購入していた乗客たちに対して一斉に機内食が配られました。

 味は……不味い……、いや、はっきり言わせてもらうと激マズレベルの事故商品でした。味がぼやっとしていて旨味がまったくなく、病院食でも食べているような感覚。これは金出して食べるレベルのものではありません。


 復路便で事前購入しておいたのがこちらの”Chicken Parma with Wedges”という明らかなジャンクフード。インターネット上では美味しそうに見えたのですが、実物はちょっと……。実際に食べてみても、非常にオイリーで、本当にチキンを食べているのか疑わしくなるような味でした。ちなみに上の写真では、チキンはトマトソースのチーズ下に隠れていて見えません。


 唯一まともだったのが、機内で購入したこちらのサンドイッチ。野菜がシャキシャキしていてなかなかに美味しかったです。ジェットスターの機内食の中では、サンドイッチが一押しです。

 他の人はどんな機内食を食べているのか気になり周りを見回したところ、フライト前に買ったとみられるお菓子や、タッパーに詰めたお弁当や果物など、自分の好きな物を持ち込んで食べている人がかなり見受けられました。ジェットスターに乗り慣れている方は、機内食をオーダーしないのかもしれませんね。私も今後ジェットスターに乗る際には、自分の好きなものを持ち込もうと思います。

フライトを終えて

 機内食を除けば、本家のジェットスターのフライトは比較的快適でした。LCCなのにシートモニターが完備されているというのは、かなりのアドバンテージだと思います。また、現金がなくても、少額からクレジットカード決済をしてくれるのもありがたいです。これらの点は、中長距離便を飛ばす他社LCCもぜひ見習ってほしいところです。

 CAさんのサービスはざっくばらんなサバサバした感じでした。日本語を話せるCAさんも乗務しているようですが、今回のフライトでは私は日本語CAに当たることはなく、すべてオーストラリア人のCAさんが担当してくれました。

 彼らは、私が日本人だとかそういったことはお構いなしに、普通にネイティブスピードの英語で話しかけてきます。英語が苦手な方だと間違いなく戸惑ってしまうと思われるので、その点では注意が必要です。

 今回のチケットは、ジェットスターのセールで約1.5万円で購入いたしました。ジェットスターでは、オーストラリア往復が2万円以下などというとんでもないセールを年に1~2回程度開催します。2万円以下でオーストラリアまで行けてサービスもそこそこいいならば、これは絶対に狙い目です。みなさんも是非チェックしてみてくださいね。