さようなら、インドネシア・エアアジアX!成田⇔バリ島デンパサールのフライトを振り返ってみる。

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 トラベラーの皆さん、こんにちは。

 去る1月14日、成田から出ていたとあるLCCのリゾート路線のフライトが運休となりました。LCCに詳しい方ならピンとくるかもしれませんね。そう、それは、インドネシア・エアアジアXのバリ島デンパサール便です。

 運休の直前には、成田の空港使用料をインドネシア・エアアジアXが滞納しているというとんでもない情報も流れてきて、びっくりした人も多いのではないでしょうか。滞納額は数億円規模という話もあり、財務状況を危ぶむ声さえ見られました。(滞納額の半分ほどはすでに支払い済み、残りの支払いも空港側と合意済みという情報あり)

 さて、当プログではそういった込み入った話には距離を置き、今回は、ありし日のインドネシア・エアアジアXの成田→デンパサールのフライトを、備忘録的に懐かしんでみたいと思います。

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成田第2ターミナルから出発

 インドネシア・エアアジアXは、成田空港第2ターミナルを利用していました。これはデンパサール線に限らず、タイ・エアアジアX(バンコク・ドンムアン線)も同様となっています。

 なおタイ・エアアジアXは、 インドネシア・エアアジアXと対極をなすように、現在1日に3本も成田から飛んでいます。デンパサール線は日本からの観光客の搭乗しか見込めませんが、バンコク・ドンムアン線は日本からもタイからも双方からの乗客を見込めます。こんなところにも、リゾート路線の難しさが出たのでしょうか。

シートはいつものエアアジアX

 今回登場したのは、エアアジアXグループがメインの機材として使っているエアバスA330-300です。シートは横に3-3-3の配列になっており、やや窮屈なのは否めません。

 エアアジアXグループといえば、このツートンカラーのシートが定番です。ヘッドレストが可動式で、自分の好みの高さに調節できるようになっています。中・長距離のフライトには欠かすことが出来ない設備だと思います。(同じLCCでもセブ・パシフィックスクートにはついていません。)


 足回りのスペースはご覧のとおりこの程度。通常のフルサービスキャリアのエコノミークラスシート(例えば同じく成田⇔デンパサールを運航するガルーダ・インドネシア航空)と比較すると、やはりワンランク狭い印象です。

 また、シートモニターが無いのもマイナスポイント。以前はLCCではシートモニター無しが一般的でしたが、最近ではジェットスター航空のようにLCCでもシートモニターを装備するエアラインが増えつつあります。エアアジアXグループも、この流れにはついていってほしいと思います。

肝心の搭乗率は?

 さて、肝心の搭乗率はどうだったかと言うと、ご覧のとおり決してガラガラだったわけではありません。というか、結構席が埋まっているじゃないですか。私の乗った便については、およそ8割程度はあったように思います。「意外と盛況じゃないか」と感心したほどであります。

 これだけの搭乗率があれば、撤退することもないのに。Traicyによると、この路線の搭乗率は比較的高い水準を保っていたということですので、インドネシア・エアアジアXの路線再編の一貫で成田⇔デンパサールが整理されてしまったということですかね。

 ちなみに、インドネシア・エアアジアXの撤退で、日本⇔バリ島を結ぶ直行便は、成田及び関空からのガルーダ・インドネシア航空運航の2便になってしまいました。ガルーダ・インドネシア航空のチケットは最安でも往復で7万円程度になり、インドネシア・エアアジアXの3倍程度の水準です。これでは、遊びに行く感覚で気軽にバリ島に飛ぶなんてことはしにくくなってしまいました。残念です。

余談:デンパサール空港の入国審査はどうにかならないものでしょうか?

 余談ではありますが、今後デンパサール空港から入国する方のためにちょっとしたアドバイスを。

 はっきり言って、デンパサール空港の入国審査は最悪です。この長蛇の列を見てください!ありえません!列に並んでから入国審査を通過するまで、優に1時間はかかりました。

 かつて、ロサンゼルス空港を利用した際、保安検査の行列があまりにも酷くて飛行機に乗り遅れそうになったことがありますが、デンパサール空港の行列はそれに勝るとも劣らない酷さでした。

 長時間待たされて皆苛立ってくるし、子供は泣きわめくし、ある意味修羅場です。ちょっとつまめるお菓子や、時間つぶしの本やゲームなどを持っていくことをおすすめします。

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