インボラは突然に!ガルーダ・インドネシア航空国内線ビジネスクラス搭乗記

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みなさん、「インボラ」って聞いたことありますか?「インボラ」とはインボランタリー・アップグレードのことで、オーバーブッキング等の航空会社側の理由によって上級クラスにアップグレードされることを指します。

先日、ガルーダ・インドネシア航空の国内線でジャカルタ→デンパサールを飛んだのですが、人生発のインボラとなり、ビジネスクラスを利用することができました!

いったいどんなフライトだったのでしょうか?


▲今回搭乗したのはガルーダ・インドネシア航空の国内線で、ジャカルタからバリ島デンパサールまでのフライトでした。当フライトは、ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港の第3ターミナルからの出発になります。

このターミナルは2016年にオープンしたばかりで、ガルーダ・インドネシア航空のメインターミナルとして利用されており、国内線・国際線のいずれもが発着しています。東西に1,400mに亘ってひろがる超巨大ターミナルで、ゲートまでの移動がけっこう大変なので利用の際はご注意ください。

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ゲートでいきなりアップグレード!

今回私は、ごくごく普通にエコノミークラスのフライトを予約していました。チェックインは自動端末で済ませ、エコノミークラスのボーティングパスを携え、保安検査を通り、搭乗までゲート前で時間を潰しました。

▲いよいよ搭乗。搭乗口のグランドスタッフに搭乗券を手渡し、スタッフがそれを端末に読み取らせると、「ビーッ」というブザー音が鳴りました。スタッフは私を呼び止め、搭乗券に手書きで7Kと書き込み、「座席が変更になりました」と説明してくれました。

呼び止められた瞬間は、何が起こったのか戸惑いましたが、どうやらビジネスクラスにアップグレードされたようです。これがいわゆる「インボラ」(インボランタリー・アップグレード)というやつですね!人生初のインボラ、期待に胸が膨らみます!



▲ジャカルタ→デンパサールは人気路線で、ガルーダの他にもライオン・エア、バティックエア、エアアジアなど、複数のエアラインが一日に何本も飛んでいます。今回のフライトの機材はB737-800でしたが、この他にガルーダはワイドボディ機のA330-300をこの路線に投入しており、欲を言えばそちらのビジネスクラスを体験してみたかったですね。


ハード面をチェック


▲B737-800では、前方の12席がビジネスクラスになっています。以前マレーシア航空のB737-800のビジネスクラスを利用したことがありますが、雰囲気はそれに非常によく似ています。



▲座席配列は2-2なので、シートの横幅にはゆとりがあります。ANAの国内線プレミアムクラスと同等か、それより若干広めかもしれません。



▲シートピッチは十分に確保されており、足回りは全く窮屈さを感じません。流石にビジネスクラスだけのことはありますね。ただ、シートの背面がいただけません。締りがなというか、不細工なデザインで垢抜けていないのがもったいないです。



▲国内線ではありますが、ちゃんとシートモニターも装備されていて、映画などのエンターテインメントが用意されていました。ANAやJALでは、国内線でこのレベルには到達しておらず、その意味ではガルーダのほうが上です。



▲タキシングでかなり待たされましたが、順調にジャカルタ・スカルノハッタ国際空港を離陸しました。


短距離ながら機内食も充実


▲離陸後しばらくするとドリンクが提供されます。インドネシアはイスラム教の国で、そのためか当フライトではアルコールは提供されていないようでした。国際線だとアルコールも頂けるらしいのですが、残念。アップルジュースにしました。



▲機内食は、チキンをオーダーしました。2時間の国内線の旅ではありますが、ちゃんとしたホットミールが出て切るのはありがたいですね。お味もなかなかに美味しく、堪能できました。


上級会員資格さまさま

今回生まれて初めてインボラされたわけですが、今までインボラなんて無縁だった私がなぜアップグレード対象になったのでしょうか?

おそらくこれは、私がデルタ航空のシルバーメダリオン会員だったということによるところが大きいと思われます。ガルーダとデルタは両方ともスカイチームに属し、スカイチームの上級会員に対して共通したサービスを提供しています。デルタのシルバーメダリオンはスカイチームのエリート会員に相当し、そのため今回のような優遇を受けられたのでしょう。

ただ、上級会員資格があるからといって毎回アップグレードされるわけではないですし、フライトの混雑状況によるところも大きいので、インボラを当てにしてフライトに臨むのは本末転倒ですね。インボラはあくまでも棚ぼたとして、今後も過度な期待はしないようにします。

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