トラベラーの皆さん、こんにちは。新型コロナウイルスで各国が右往左往する中、皆さんいかがお過ごしですか?
こんな状況なので、2月3月の旅行を諦めたという方もいらっしゃると思います。私も、楽しみにしていたヨーロッパ旅行が、乗る予定だったヴァージン・アトランティック航空の中国便の運休により、全ておじゃんになってしまいました。今回は、運休決定までと、チケット予約の際に使ったオンライン予約サイト(Mytrip.com)のキャンセル・返金対応について、備忘録的にまとめてみました。
ことの始まりは11月の激安チケット購入
ことの始まりは昨年11月末でした。大阪⇔上海⇔ロンドンの往復が、諸税込みで4万3千円というチケットをMytrip.comで発見し、当ブログでご報告しました。
運航は、吉祥航空(スタアラ)とヴァージン・アトランティック航空(ANA提携)という組み合わせ。2015年に日本から撤退したヴァージン・アトランティック航空(以下VS)に乗れるということもあり、逡巡した結果、結局はこのチケットを購入したのでした。日程は以下。
往路の出発が2月18日、復路が2月27日で、往路では上海での乗り継ぎ時間が長くなるので、別途ホテルを手配する必要がありました。10日間のヨーロッパ旅行、ロンドンはもちろん、LCCと夜行寝台列車を利用してプラハとブダペストも訪れる旅程をウキウキしながら組み立てておりました。しかし…
1月末、不穏な空気が流れ始める
日本で武漢の新型コロナウイルスの惨状が報じられるようになったのは、1月20日頃でした。それまでは散発的に報じられてはいましたが、大々的に取り上げられることはなかったと記憶しています。そして武漢が封鎖されたのが23日、中国人の海外団体旅行禁止措置が取られたのが27日で、1月下旬に状況が目まぐるしく変わっていきました。
私としては武漢も封鎖されたのでコロナウイルスも落ち着くだろうし旅行もなんとかなるだろうと高をくくっていました。26日と27日に、大阪→上海の吉祥航空HO1336便の若干の出発時刻の変更を知らせるメールが2回届きましたが、旅程に大きく響くようなものではなかったので、気にしておりませんでした。
しかし、30日に事態の深刻さを伺わせるメールが届きました。搭乗予定だったHO1336便がキャンセルされ、勝手にHO1340便に振り替えられたのです。
当初の便よりも出発時刻が1時間半も早くなっていました。この時刻でも旅程としては特に問題はなかったのですが、予定のHO1336便があっけなく欠航となったことに困惑しました。「こりゃ、もしかしたら旅行がだめになっちゃうんじゃないか?!」不安が募ります。
31日、VSが2月前半の中国便の運休をアナウンス
さらに暗雲が立ち込めたのが、翌日の31日でした。VSが中国のコロナウイルスの状況を鑑みて2月1日から14日間中国便を運休するとアナウンスしたのです!
After careful consideration of the ongoing coronavirus outbreak within China, Virgin Atlantic has decided to suspend daily Shanghai operations from Saturday 1st Feb for 14 days. The latest customer travel advice can be found here: https://t.co/AtrWyMFTWb pic.twitter.com/dVaRr1h8NF
— Virgin Atlantic (@VirginAtlantic) January 30, 2020
とうとう中国便が運休に。14日間の措置ということだったので、この時点では19日のフライトを予定している私には直接の影響はありません。しかし、このままでは自分のフライトも危ういと思い始めました。
2月5日、VSから欠航メール
そして、決定打になったのが、2月5日にVSから届いたメールでした。とうとう来てしまった、もっとも恐れていたメールが。
危惧していたとおり、19日の上海→ロンドンのフライトがキャンセルされることが告知されました。「はぁ、やはりロンドンは無理なのか」と落胆。今のコロナウイルスの状況や乗り継ぎで上海に宿泊しなければならないことなどを考慮すれば、もちろんキャンセルは当然だと理解できるのですが、このメールが届いた時点では落胆しかありませんでした。
さて、ここからは購入元のMytripと交渉し、なんとか返金までこぎつけなければなりません。そこですぐさまMytripのカスタマーサービスにエアライン側の事由によるキャンセルと返金希望のメールを送りました。しかし、他にも返金希望が集中していたためか、待てども待てどもMytripからの返信はありませんでした。
13日、Mytripからキャンセル返金の案内がようやく届く
ようやくMytripからのあブローチがあったのが13日。欠航判明からすでに一週間以上経過していました。
内容は、「キャンセル返金希望の場合は48時間以内にこのメールに返信せよ、出発日までにキャンセルする必要がある、出発前に我々からのキャンセル確定メールを受け取るまではキャンセルされない」とのこと。すぐにこのメールに返信し、キャンセル返金希望であることを書き添えました。
しかし、返信したもののMytripからのキャンセル確定メールは一向に届きません。待てども待てどもなんの連絡もなく、複数回に亘ってキャンセル返金希望の返信メールを贈りました。しかし全く音沙汰なし。とうとう出発日を過ぎてしまいました。
20日、Mytripからキャンセル確定のメール
Mytripから再び連絡があったのは、出発日を過ぎた20日でした。以下のようなメールが届きました。
内容は「予約していた旅程はキャンセルされた、返金までに1~2週間かかる」と書いてあります。出発日は過ぎたものの、どうやら全額返金されるようで一安心です。
21日、Mytripから返金受付のメール
さらに翌日21日には、「返金のリクエストを航空会社に送った」という中間報告のメールが届きました。しかし、「手続きには6~8習慣、あるいはそれ以上かかる」とあります。エエッ?!前回のメールでは1~2週間だと言っていたのに!この調子だと、いつになったら返金処理がされるのか全く当てになりませんね。困ったものです。ということで、現在は返金処理がされるのを首を長くして待っているところです。
Mytripはもう少し頑張ってほしい
ちなみにMytrip.comは、口コミなどをググってみると、オンライン予約サイトとしての評判はあまり芳しくありません。Mytripは困ったときにあまり当てにならないということは知ってはいたものの、今まで特にトラブルになったことはなかったので、今回も気楽に構えておりました。
しかし、今回初めてトラブルに見舞われたわけで、実際にMytripのカスタマーサービスの質を身にしみて実感しているわけであります。返信が遅いし、内容が一貫していない。口コミで言われている通り、諸手を挙げておすすめできるような予約サイトではないことは確かですね。カスタマーサービス、もう少しどうにかならないものでしょうかね。