トラベラーの皆さん、こんにちは。夏はどこかに出かけられますか?ビーチリゾートに行くという方もいらっしゃるでしょう。ビーチリゾートといえば、今注目を浴びているのが、ベトナム中部の都市ダナンです。日本からの観光客もうなぎ上りです。
そのダナンの玄関口、ダナン国際空港は2年前に国際線ターミナルがオープンし(以前は国際線と国内線が同じターミナルを利用)、それに伴い、空港ラウンジも新設されました。今回は、この新しいラウンジ「CIPオーキッドラウンジ」をご紹介します!
真新しいラウンジ
オーキッドラウンジは、レガシーキャリアの上級クラスラウンジとして利用されているだけでなく、プライオリティパスとも提携しており、エコノミークラス客でもプライオリティパスの提示でラウンジを利用することができちゃうんです!
オーキッドラウンジは、出国審査後右方向に進み、免税店の上の階(中二階部分)に位置しています。階段を上がってみると意外と広くなっていて、かなりの収容力がありそうです。右手に見えるカウンターで利用手続きを済ませましょう。
レトロフューチャーな内装
ラウンジ内部は、テカテカ反射するプラスチックのような白い壁が印象的です。レトロフューチャーな雰囲気がありますね。
パソコンブースもご覧のとおりのレトロフューチャー感。シンプルなデザインと、絶妙なチープさが融合しています。
壁には、ソファーブースがくり抜いてあり、思い主にいつ買うことができます。あぐらなんかかけちゃったりして、楽ですね。
こちらもくり抜きタイプのブースです。正面には液晶テレビが設置されていて、映画などを楽しむことができます。
シャワーは微妙…
さて、CIPオーキッドラウンジには、シャワーも併設されています。ダナンは暑いですからね。空港に到着してからシャワーを浴びられるのはありがたいです。
ただ、シャワーは男女のトイレ内に1つずつしか設置されていません。それも、使用後に清掃が入るわけではなく、「ご自由にお使いください」方式のシャワーです。ビニール袋に入った未使用のタオルか用意されているだけマシです。
シャワーブース内はこんな感じでした。やはり手入れが行き届いていない感はいなめず、残念ながら積極的に利用しようとは思えません。ここは改善していただきたいですね。
食事は及第点。残念な点も
ダイニング関係をチェックしてみましょう。ラウンジに入ってすぐのところに広めのダイニングエリアがあります。こちらはレトロフューチャーな内装ではなく、至ってまともです。
ホットミールのメニューはピラフや牛肉の煮込みなど。ラウンジによく置かれている定番メニューです。
中華まんや餃子のようなもの、ソーセージやベーコンも置かれていました。無難なチョイスではありますが、これといった特徴もありません。
野菜とフルーツは、新鮮なものが揃えられていました。ただ、フルーツはドラゴンフルーツとスイカのみ。ダナンは南国なのですから、フルーツのバリエーションがもっとあれば、より好ましいと思うのですが。その点はぜひ頑張って欲しいです。
そして、もっと残念だったのがこちら。器に入ったフォーが用意されていたのですが、これらはインスタント麺を器に盛っただけのものでした。これに粉末スープをあけて、ポットからお湯を注いで食べるっていうのは、虚しくないですか?ハノイ空港のラウンジでは、もっと本格的なフォーがいただけたのに、それに比べるとどうしても貧相に見えてしまいますね。
今回はさほど食欲がなかったので、気になったものを少しだけ頂きました。緑色の中華まんがありますが、中に緑色の豆のあんこが入っていて、なかなかに美味でした。
おわりに
ダナン国際空港CIPオーキッドラウンジは、標準的レベルのラウンジだと思います。搭乗までの時間をつぶすのにはちょうどよいのではないでしょうか。ただし、多くを期待しすぎてはいけません。プライオリティパスでも入室可能なので、機会があったらぜひ利用してみてください。
ラグジュアリー感:★★☆☆☆
広さ・開放感 :★★★★☆
雰囲気 :★★★☆☆
食事内容 :★★★☆☆
シャワー :あり