ベトナムと言えばフォー!フォーと言えばハノイ!
近年のベトナムブームで頓に人気を集めている米の麺フォーは、日本でもいろんなお店で食べることができるようになりました。しかし、やはり本場ベトナムの味にはかないませんよね。特に、ベトナム北部はフォーの発祥の地と言われ、そのど真ん中に位置するハノイには、星の数ほどのフォーの専門店がひしめいています。
今回は、その数多あるフォーの専門店の中で、トップの座に君臨し続けている人気店「フォー・ザ・チュエン」をご紹介します。実際にお店にうかがって、評判のフォーをいただいてみたところ……
▲フォー・ザ・チュエンは、ハノイの旧市街にあります。お店の間口は数メートルしかありませんが、ハノイではこれは比較的広い方なんです。フォーの専門店がこれだけの間口を構えることができるのって、ハノイでは珍しいみたいです。それだけ人気があるし繁盛しているってことなんでしょうね。
お昼を若干過ぎた頃にうかがったのですが、ほぼ満席状態。セルフサービスなのですが、カウンター前にオーダー待ちの行列ができていました。7割くらいが地元の方、残り3割が観光客で、欧米人もちらほら見かけました。かなり有名なんでしょうね。
▲メニューは3種類。下から、フォー・チンはトッピングに牛の生肉を使ったもので40,000ドン(約200円)、フォー・タイは牛の煮込み肉を使い45,000ドン(約225円)、そしてそれら両方をトッピングしたフォー・タイ・ナンが50,000ドン(約250円)となっています。価格もリーズナブルですね。
▲今回は、フォー・タイ・ナンをオーダーしました。オーダーごとに肉を薄く切ってくれます。右側のは肉は生ですね。
▲フォーの上に肉を載せ、その上から牛の骨からとった熱々のスープをかけます。
▲アサツキを散らして出来上がり!生肉にも程よく熱が通り、見ているだけで涎が出てきてしまいそうです!
▲このお肉!一口噛むとホロリと崩れ、口いっぱいに肉汁が広がります。アサツキのシャキシャキした食感とのコントラストが最高!
▲そしてこの麺!コクがありつつもくどくない上品なスープとの相性が抜群で、ツルッとした喉越しがたまりません!これは本当に美味しいです。まさにフォーの王様!
以前、同じくハノイの名店「フォー・ティン」をご紹介しました。
このお店も、フォー・ザ・チュエンに勝るとも劣らない名店中の名店です。フォーは奥深く、両店とも美味しさのベクトルが違いますので甲乙つけがたいのですが、あえて言うならば、フォー・ザ・チュエンのほうが私好みかな?ぜひ食べ比べてみてくださいね!