中国五岳の一つ「華山」がすごい!西安からの日帰りで楽しむ【行き方・アクセスルート前編】

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中国の古都西安から日帰りで楽しめる絶景アクティビティ「華山」のアクセス方法をご紹介します。

華山は中国五岳の一つで、その急峻な山容は古くから道教の修業の場として人々を魅了してきました。その険しさのため命を落とす人が後を絶たなかったのですが、現在は登山道が整備されたため、気軽に訪れることのできる人気スポットとなっています。

今回は、ロープウェイを使い北峰に登り、その後中峰、東峰、長空桟道、南峰、西峰と巡った後、西峰ロープウェイで下山するというルートでした。午前10時頃にロープウェイを降り、各峰々を周り、午後5時頃に下山するという、およそ7時間の行程です。華山の詳細について日本語で読めるサイトがあまりないので、お役立ていただければ幸いです。

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詳細な行程は以下のとおりです。華山のルートマップと合わせてご覧ください。

[高速鉄道]→[華山北駅(华山火车北站)]→[無料バス]→[華山ツアーセンター(华山游客中心)]→[北峰シャトルバス]→[北峰ロープウェイ(北峰索道)]

【北峰】→【蒼龍嶺(苍龙岭)】→【中峰】→【雲梯】→【東峰】→【長空桟道】→【南峰】→【西峰】

[西峰ロープウェイ(西峰索道)]→[西峰シャトルバス]→【華山ツアーセンター]→[無料バス]→[華山北駅]→[高速鉄道]

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華山北駅から無料バス

▲華山北駅には、西安から高速鉄道に乗って40分ほどで到着します。華山北駅の駅前広場をまっすぐに進むとバスのりばがありますので、そこで無料バスを待ちましょう。華山北駅で降りる人の多くが華山目当ての観光客ですので、それらしい人についていくとわかりやすいと思います。

また駅前広場には、観光客に軍手を売りつける物売りがいます。長空桟道を含め華山観光には軍手は必需品なので、用意してこなかった人はここで購入しておくことをおすすめします。

▲バス停でしばらく待っていると、マイクロバスくらいの大きさの路線バスが入線してきます。バスには1番系統と2番系統の2つの路線がありますが、1番系統のものに乗ってください。華山のある渭南市の公共路線バスは無料で利用できますが、この1番系統のバスもそれに含まれます。ただ、観光専用ではなくし地元の方も利用するため、各停留所に停まりつつ、終点の崋山ツアーセンター(华山游客中心)に向かいます。

▲無料バスに揺られること20分程で、終点の崋山ツアーセンターの広場に到着しました。石碑の後ろに霞がかって見えているのが、本日目指す崋山の山々です。

▲バスを降りてから広場を突っ切り、ツアーセンターにたどり着くまでにはかなり歩きます。中国のこういった公共施設は無駄に広い場合が多く、施設内を歩くだけで疲れますよね。

▲ツアーセンターでは、崋山の入場券(夏季180元、冬季100元、2日間有効)と、シャトルバスのチケット(北峰ロープウェイ乗り場行き20元、または西峰ロープウェイ乗り場行き40元)を購入することができます。今回、往路は北峰ロープウェイを利用する予定でしたので、そちらのシャトルバスのチケットを購入しました。

ロープウェイで北峰へ

▲北峰ロープウェイ乗り場行きのシャトルバスに乗車します。バスは適当な人数が揃ったらその都度発車しているようでした。15分程で北峰ロープウェイ乗り場に到着します。

▲今度はロープウェイのチケットを購入しましょう。料金は、夏季(3~11月)片道80元、往復150元、冬季(12~2月)片道45元、往復80元です。今回は上りしか利用しませんので、片道チケットを購入しました。

▲いざ、ロープウェイに乗り込みます。

▲北峰ロープウェイの見どころは、このダイナミックな眺めです。一気に標高1,600mの北峰山頂付近まで10分程で駆け上がります。谷底に登山道が見えていますが、これを使って徒歩で登れば最低でも3~4時間かかってしまうので、ロープウェイ様様ですね。

▲ロープウェイを降りると北峰の山頂まではあと少し。一気に1,600mもの地点に来てしまいましたので、空気が薄く感じられます。ちょっと階段を登っただけで息が切れます。

▲北峰(⇒百度地図)にたどり着きました。海抜1,614.7mだそうです。ここからの眺めは絶景ですよ。

険しい蒼龍嶺を登り中峰へ

▲北峰から、これから訪れる中峰・東峰・南峰・西峰方向を眺めます。切り立った崖が連なり、まさに仙人が住む世界ですね。手前に見える小高い尾根から中峰・東峰へと伸びる尾根筋は、その険しさから「蒼龍嶺(苍龙岭)」と呼ばれ、今回最大の難所です。標高差400mのきつい上りになります。

▲こちらが蒼龍嶺(⇒百度地図)。斜め45度の急傾斜が延々と続きます。左右両側は断崖絶壁で、まるでナイフの刃先を歩くかのよう。唐代の詩人韓愈が蒼龍嶺を登った際、その急峻さに恐れをなし、遺書を書いて谷底に投げたのだとか。

▲いよいよ蒼龍嶺にアタックです。階段が整備され、本格的な登山用具などなくても気軽に歩くことができるものの、幅は1m程しなく危険です。転んだりしないよう、一歩一歩着実に歩みを進めました。

▲蒼龍嶺の中程からいま来た道を見やります。どんだけ~!!!とてつもなくすごいところに足を踏み入れてしまったと、少しばかり後悔しました。なお、蒼龍嶺は上り専用で、東峰方面から下りの人は別ルートを進むことになります。

▲蒼龍嶺を登りきると、金鎖関(金锁关、⇒百度地図)という門が現れます。蒼龍嶺を登り始めてから1時間半弱。かなりハードな上り坂でした。

▲金鎖閉をすぎるとすぐに分岐があります。右方向が西峰・南峰方面、直進が中峰・東峰方面です。今回はまだ時間に余裕があるので、直進します。

▲中峰(⇒百度地図)に到着。標高は2,037.8m。日頃の運動不足が祟ってか、かなりハードな行程でした。

後編へ続く

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