落ちたらあの世!標高2000mの天空を歩く長空桟道は世界一危険でスリリング!@中国華山【行き方・アクセス】

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世界一危険だと言われるアクティビティが、中国・西安からほど近い「華山」と呼ばれる山塊にあります。この山は、中国五岳の一つに数えられる名峰で、古来より道教の修業の場として、様々な危険な登山道が作られてきました。

それらの中でも最も危険なのが、標高2,000mの垂直に切り立った崖沿いに作られた「長空桟道」です。幅50cmあるかないかの木製の桟道を、命綱と鎖だけを頼りに歩かなければなりません。落ちたらもちろんあの世行きです。

長空桟道は、以前は登山用の装備を整えた人しか行くことのできない、知る人ぞ知るスポットでしたが、最近では近くにロープウェイが整備されたため、西安から日帰りで行くことのできる手軽なアクティビティーとして人気を集めています。

今回は、本格的な登山の経験などないズブの素人である私が、長空桟道にトライしてきました。その時の模様をレポートします。

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ハーネスをつければ滑っても安心?

▲長空桟道の全景です。手前の整備された道はまだまだ序の口。左下に人が見えますが、そこまで垂直に崖を降り、更にその奥に長空桟道の本体があります。ヒエッ!

▲長空桟道へトライする人の行列ができていました。ここは標高2,000mの断崖です。こんなところで行列なんてやめてほしい……

▲真下を見てみると、ヒェッ!!!こんな景色見たことがありません。生まれて初めて、「恐怖で膝がガクガクする」という体験をしました。

▲崖下の恐ろしい眺めに絶望を覚えること20分、いよいよ自分の番が目前に迫ってきました。長空桟道の入場料30元をスタッフに支払い、安全用のハーネスを上半身に付けてもらいます。バッグなどの荷物はもちろん持ち込み禁止で、ここで預けます。

▲ハーネスにはカラビナが2つついており、これを崖に這わされたワイヤーに繋いで、安全を確保します。カラビナをワイヤーから取り外し別のワイヤーに移すときは、必ず一つずつ取り外すようにし、どちらか一方のカラビナが常にワイヤーにつながれている状態にしましょう。とは言え、ハーネスによって安全が確保され、万が一足が滑っても滑落することはないと理屈ではわかっていても、やはり恐怖を拭い去ることはできず、足の震えが止まりませんでした。

長空桟道までは難所の連続

▲さて、ハーネスを付けてもらった場所から5mも進まないうちに、いきなり難所が現れました。幅50cm程度の垂直に割れた岩の亀裂を真下に15mほど降りなければならないです。進みやすいようにはしご状の足場が設けられてはいるものの、ほぼ垂直。怖すぎます!

▲渋滞してるし!幅が50cmくらいしかないにも関わらず、一方通行ではありません。降りていく人と登ってくる人が、岩の亀裂の中ですれ違わなければならないんです!怖すぎ!てか、そこのあなた、安全ロープが切れたら死にますよ!真下の人が巻き添えを食らうのではないかと怯えているじゃないですか!

▲垂直の岩の亀裂を約15m降りきると、今度は崖に掘られた足場を頼りに、水平方向に10mほど進みます。足を踏み外せば谷底に真っ逆さま。ここが最も怖いかもしれませんね。

長空桟道本体に到着

▲ようやく一息つける場所にたどり着きました。崖沿いに木製の桟道が設置されています。と言っても幅50cmあるかないかですが。木製なので、ミシミシときしむのが最高に怖いです。

▲すると、ここでもまた渋滞が。観光地によくある、勝手に記念撮影して写真を売りつけてくるあれです。こんなところでそんな商売しないで~!!!カメラマンと売り子のおばちゃんの二人体制で営業しているのですが、毎日こんなところで長時間商売しているためか、二人とも恐怖心が麻痺しているようでした(笑)。自分、こんなところで財布を取り出して現金のやり取りをする精神的余裕はありません。

ゴールで折り返し、来た道を戻る

▲ようやく長空桟道を抜けると、テニスコート半分ほどの広場に出ました。ここが長空桟道のゴールで、行き止まりになります。

▲この広場には、道教の祠があります。そもそも、なぜこんな危険な場所に祠を作ろうと思ったのか、全く理解できません(笑)。

▲広場で折り返し、いま来た道を戻ります。帰りは、だいぶ余裕が出てきて、近くにいた人にお願いして記念撮影してもらっちゃいました。

▲往路では、崖にしがみつくのに必死で景色を楽しむことなど到底できませんでしたが、復路では、谷底を眺める余裕もありました。これ、谷底が深すぎますよね(笑)。

長空桟道を楽しむ上でのポイント

1. 軍手を準備しておく
恐怖と緊張のため、手に汗を掻いてしまい、滑りやすくなります。また、ゴツゴツした岩や鎖を常に握り続けるため、手が荒れます。軍手を持参していったほうがベターです。

2. 事前にトイレは済ませておく
待ち時間を含めると、往復で1時間はかかります。極度の緊張でトイレに行きたくなることも予想されます(私がそうでした)。道中にトイレはありませんので、長空桟道の手前にあるトイレで済ませておきましょう。

3. 服装に注意する
ハーネスを付けてしまうと、服の脱ぎ着ができません。ハーネスを装着する前に適当な服装に整えておきましょう。長空桟道のある崖は真南に面しており、特に夏場は岩の照り返しでかなり暑くなると思われますので注意してください。

4. 体力に自身のない人、高所恐怖症の人は辞退する
これが最も重要。一応安全装置があるとはいえ、基本的に自己責任です。自分の力で崖の登り降りができそうにない人、高所恐怖症の人は絶対に参加しないでください。途中で立ち往生してしまったりすると、その人だけでなく周囲の人も危険に晒されます。

最後に

長空桟道では毎月10名ほどが転落死していると、まことしやかに噂されています。しかし、これは長空桟道のスリルを誇張するために盛った話だと思います。安全対策を怠らず、細心の注意を払えば、決して転落することはありません。十分に気をつけて、この世界最恐のアクティビティーを楽しんでみてくださいね!

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