慈湖&大渓老街への行き方・アクセス方法

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台北から慈湖や大渓へ公共交通機関でアクセスする場合、
最も手軽なのが、以下のルートです。

【台北駅】→(台鉄)→【桃園駅・桃園客運バスターミナル】→
→(桃園客運バス)→【大渓バスターミナル】→
→(桃園客運バス)→【慈湖停留所】

今回は、アクセス方法のポイントをまとめてみましたので、
参考にしてください。

桃園から大渓まで

まずは、台鉄桃園駅(高速鉄道駅ではなく在来線)まで来ましょう。
台北からだと特急電車や各駅停車などがあります。

左側に見える地下道を通り、駅の反対側へ向かいます。
地下道の入口の上には緑色の看板がかかっていますので
(写真では黒く潰れてしまっています)、まず迷うことはありません。


地下道を通ります。
明るくきれいな地下道ですが、結構長いです。
人通りもあまり多くありません。


地下道を出ると、右にセブン-イレブンが、奥にファミリーマートが見えます。
桃園客運のバスターミナルはさらにその向こうなので、
とりあえずファミリーマートを目指して歩きましょう。


ファミリーマート前の交差点を横断します。
右手に桃園客運のバスターミナルが見えてきます。
手前にはバスが何台も停まっています。


こちらがバスターミナルの様子です。
雨はしのげるものの、吹きさらしのため、夏は暑く冬は寒いのが欠点ですね。
お目当てのバスに乗るには、ここでしばらく待たねばなりません。


トイレの正面に、両替機がありました。
小銭を用意していない方はここで両替を済ませましょう。


大渓行きの5096番路線のバス乗り場も確認できます。
目的地ごとに乗り場が区切られてはいるのですが、
実際はそんなことはお構いなし。
車寄せにバスが停まったら、皆ベンチから立ち上がり
ぞろぞろとバスに乗り込みます。


大渓行きの5096番路線のバスが入線しました。
この路線は20~30分に1本程度の頻度で運行されているので、比較的便利です。

今回はこのようなマイクロバスでした。
以前同路線のバスを利用したときは普通の大型バスが使われていました。
日や時間により変わるのかもしれません。


早速乗り込んでみます。
言葉がわからないので、運転手さんに「大渓」と書いたメモを見せて、
49元払いました。
気さくな運転手さんで一安心。

車内は地元の方でほぼ満席で、スーツケースを抱えた旅行者は
私一人だけでした。
終点の大渓バスターミナルを目指します。


大渓までは、バスでおよそ50分の乗車です。

大きな川を渡ります。
これは、台北市内を流れる淡水河の上流になります。
向こうに見えるのは大渓橋。
バロック風の装飾が施されたちょっと変わった橋で、大渓の名物の一つです。

川を渡るといよいよ大渓の街に入っていきます。
大渓老街を見物する場合は、大渓バスターミナルより一つ手前の
停留所「新街尾」で降りると便利です。


大渓から慈湖まで

こちらが大渓のバスターミナルです。
「OK」というコンビニのマークが目印ですので、すぐわかりますね。

バスによっては、ターミナルの数十メートル手前で
降車させられることもあるようなので、
その場合はここを目指して歩いてください。


ターミナルの中はこんな感じです。
桃園のそれに比べると、こじんまりとしている印象です。


慈湖を通るバス路線は結構多いのですが
(上の写真の路線はみな慈湖を通ります)、
それぞれ一日に二三本しか出ていないため、
トータルでは1時間に1本あるかないかの頻度です。

  • 5090 桃園-上巴陵-林班口
  • 5091 中壢-上巴陵-林班口
  • 5093 大渓-羅浮-巴陵
  • 5094 大渓-三光(沙崙子)-巴陵
  • 5099 大径-阿姆坪(経 懐徳橋)
  • 5104 大渓-復興
  • 5105 大渓-小烏来(経 三民)
  • 5106 大径-霞雲村(経 復興)
  • 5107 大渓-蝙蝠洞(経 三民)
  • 5109 大渓-高遶(経 羅浮)

ざっと、慈湖を経由するバス路線を並べてみました。
詳しい時刻、料金等については桃園客運のサイトにアクセスし、
中程のプルダウンメニューから当該路線を選択してください。
料金表と始発停留所の出発時刻が表示されます。

また、右側の「路線図下載」と書かれたオレンジ色のボタンをクリックすると、
その路線の全停留所が表示されます。
漢字で書かれているので、中国語が出来ずとも大体理解できると思います。

都合のいい時間帯に適当なバスがないのであれば、
タクシーという選択肢もあります。
大渓バスターミナルから慈湖まではおよそ5.5kmで155元、10分ほどです。


さて、14:25発の霞雲村行きの5106番のバスが入線しました。
運転手さんに「慈湖」と書いたメモを見せて、
ここで降りるとアピールしておけば万全です。
26元支払いました。


山道をバスに揺られて登ること20分弱、
運転手さんが「ここだよ」と降ろしてくれました。
おお!巨大な蒋介石の像が目に飛び込んできます。
慈湖に到着しました!

帰りのバスの確認を忘れずに!

帰りのバスの時刻は必ず確認しておきましょう。
いろいろ時刻が書かれていますが…

記載されている時刻は、始発停留所の出発時刻ではありませんか!
つまり記載時刻は実際に慈湖を通過する時刻ではないのです。
この時刻の数十分後に慈湖を通過するが、
それが何分後なのかは地元民以外にはわからないというあり様。

全く利用したことのない旅行者にとっては、非常に不親切ですね。
気長に待つしかありません。


桃園客運バスの他にも、上のようなバスの看板がありました。
バス停ごとの細かい時間が記載されているのですが、
どうやらこちらは、大渓地区の住民専用無料バスのようです。
おそらく旅行者は乗れないのではないかと思われます。

帰りのバスのおおよその時刻を確認したら、早速慈湖を散策してみましょう!
静かで美しい湖や蒋介石の廟、そして蒋介石の銅像が集められた
怪しげな公園など、見所がたくさんありますよ。