スポンサーリンク

エルツ城へのアクセスはハイキングで!モーゼルケルン→エルツ城→ミューデンのルートと行き方

ドイツは「城の国」でもありますが、中世のそのままの威容をとどめているお城は多くはありません。しかし、モーゼルワインの産地であるモーゼル川沿いにそびえるエルツ城は、築城当時の姿をそのまま保っている名城です。代々続く城主の家系は、当代でなんと34代目!名実ともに由緒正しい「中世の古城」なんですね。

今回は、このエルツ城へのアクセス方法をご紹介します。何と言っても、ブログ管理人がおすすめしたいのは、最寄り駅からのハイキングです。木漏れ日を浴びながら澄み切った空気を吸いつつ歩く小川沿いの山道散策は、5kmと程よい距離でさほど険しくないので、スニーカーなどの軽装でも十分楽しめます。駅を出発し戻ってくるまでの行程は、場内見学も含め半日ほどです。ドイツの美しい自然と文化・歴史を楽しむことができ、深く記憶に残ることまちがいなしです。

往路:モーゼルケルン駅~エルツ城(1時間強)

▲エルツ城の最寄り駅はモーゼルケルン(Moselkern)またはミューデン(Müden)になります。両者ともドイツ鉄道の同じ路線の隣駅同士で、エルツ城への徒歩での所要時間は大して変わりません。今回は、エルツ渓谷のハイキングを楽しむため、モーゼルケルン駅(⇒GoogleMaps)で下車しました。(⇒ドイツ鉄道の乗り換え検索

▲駅舎(左側の三角屋根)を出るとすぐにハイカー向けの標識があります。駅からエルツ城までは4.9kmの道のりですね。ここからは”Burg Eltz”という標識をたどっていけば、エルツ城にたどり着けます。

▲駅から標識をたどってしばらく歩くと、小川にぶつかります。これが、エルツ渓谷を流れるエルツ川です。上流に向かって歩いていきましょう。

▲エルツ川沿いには集落があり、綺麗に手入れされた庭や可愛いお家が目を楽しませてくれます。

▲駅から2.5kmほど歩いた所、すなわちエルツ城までのルートの丁度中間地点に、ラントホテル・リンゲルシュタイナー・ミューレ(Landhotel Ringelsteriner Mühle, ⇒GoogleMaps)があります。こちらはホテル兼レストランになっていて、こちらで休憩をとることもできます。また、いっそのこと全日からこのホテルに泊まってしまうのもありですね。

▲ラントホテル・リンゲルシュタイナー・ミューレを過ぎると、あたりの景色は一変し、人の気配が亡くなります。エルツ川の右岸を歩いて徐々に登っていきます。

▲そしてここからが山道が始まります。手軽なハイキングとはいえ、ところどころ注意が必要なポイントもあるので、怪我をしないように気を引き締めて登りましょう。

▲エルツ川を右手に見ながら、緑に囲まれた山道を登ります。

▲途中、こういったぬかるみもあったり……

▲行く手を木々が遮っていたり……

▲急斜面を抜けていったり……。ハイキング初心者でもしっかりとしていれば全く問題はない行程ではありますが、油断は禁物ですね。

▲しばらく歩くと、尾根に出ました。ここまでくれば、エルツ城まではあと僅かです。”Burg Eltz”の標識がありますので、それにしたがって尾根線を進みます。

▲尾根を外れ、崖沿いを歩きます。辺りを埋め尽くす緑と、その間から差し込む木漏れ日、そしてエルツ渓谷のひんやりとした空気がとても気持ちが良いですね。

▲モーゼルケルン駅を出て1時間強、突然木々の間にエルツ城がその姿を現しました。緑の間からエルツ城が垣間見えた瞬間は、その美しさに感動を覚えました。

復路:エルツ城~ミューデン駅(1時間強)

▲往路で歩いた山道を戻ります。城から200mほどのところで分岐(⇒GoogleMaps)にぶつかります。左側の山道はモーゼルケルンへ至るもので、往路でも通りました。一方、右側の上り坂がミューデンへといたる道になります。この右側の山道をひたすら登って行きましょう。

▲2、3ヶ所、分岐のような分岐でないような、ひょっとしたら迷うかもしれないポイントがありますが、その都度上りの道を選んでください。

▲しばらく山道を登って行くと、紅白に塗られた柵に出くわします。柵の左側はハイカーが自由に通れるようになっていますので、そちらを通りましょう。

▲紅白の柵を通り過ぎると、すぐ右手に黄色い壁の山荘が見えてきます。これは、デア・エスターホフ(Der Österhof、⇒GoogleMaps)という山小屋レストランなのですが、私が訪れた時は全く人の気配がありませんでした。

▲この山小屋レストランへと続く山道をそれ、左に折れる山道を進みましょう。

▲するとすぐに開けたところに出ます。もうこの辺は車も通ることができ、写真の右側は、山小屋レストランの駐車場になっています。

▲みちなりに真っすぐ進みましょう。既にそこは山道でも森でもなく、広々とした牧草地になっていました。森とは違って日差しを遮るものがないので、帽子を被ったほうが良いでしょう。

▲するとK32号線と交わるT字路(⇒GoogleMaps)に突き当たります。目的のミューデンは、左方向に2kmです。

▲しっかりと舗装されたK32号線をてくてく歩きます。車はあまり走っていません。

▲K32号線をしばらく歩くと、いきなり急な斜面に出ます(⇒GoogleMaps)。急斜面に広がるぶどう畑、その先にはミューデンの街、そしてモーゼル川を一望することができる絶景です。

▲モーゼル川沿いの斜面に広がる広大なぶどう畑。圧巻ですね!このような景色は、普通のツアーではなかなか間近に見ることはできません。歩いてきてよかったと感じる瞬間でもあります。

▲ぶどう畑では、農家の方が苗の手入れをしていました。一つ一つ手作業で丁寧に行うのですから、気が遠くなりそうですね。

▲さて、ミューデンの街に下りてきました。この街はワイナリーが集まっているのですが、日中はとてもひっそりとしています。

▲ミューデン駅(⇒GoogleMaps)もご覧のとおり。駅舎はなく、野ざらしの無人駅です。

▲ドイツ鉄道の列車が到着しました。1時間に1本と本数は少ないですが、のんびりと次の目的地に向かいましょう。

エルツ城(⇒GoogleMaps)は、観光客にとってはなかなかアクセスしづらいところにあります。大都市からも離れていますし、最寄り駅まではコブレンツから30分程度かかります。それでも、ぜひこのお城を徒歩で訪れてみてください。絶対に損はしません!保証します!

「でもやはり歩くのは嫌」という方は、現地オプショナルツアーがオススメ。
ドイツ1Day紀行☆ドイツ3大美城 エルツ城