中世そのままの雰囲気ただようドイツの名城「エルツ城」

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ドイツ屈指の名城として知られるエルツ城は、ノイシュバンシュタイン城、ホーエンツォレルン城と並び、ドイツ三大美城として称されています。日本では、エルツ城の名はさほど浸透しているとはいえませんが、ヨーロッパでは比較的人気があり、様々な国から観光客が訪れます。

外観からもわかるように、このお城は正真正銘「中世の城」なのです。代々エルツ家が城および園周辺の領地を治めてきました。その家系は現在でも脈々と受け継がれ、当代で34代目になるそうです。そんな由緒正しいお城は、一体どんなところなのでしょうか。

▲エルツ城は三方が断崖絶壁になっていて、場内に入るルートは、手前から続く道これ一本しかありません。難攻不落の、とても堅固なお城です。

▲場内に入りすぐ右手の土産物店兼チケット売り場でチケットを購入します。大人10EUR、子供6,50EUR、大人2人子供2人までのファミリー券が28EURです。

館内見学は、完全ガイドツアー制になっており、自由に見て回ることはできません。15分~30分おきに英語とドイツ語のガイドツアーが催されていますので、それに参加しましょう。

▲ガイドツアーの集合場所である中庭へは、この薄暗い門を通っていきます。空気がひんやりしていて、中世にタイムスリップするかのようでした。

▲門をくぐると意外と広い中庭に出ました。木組みの幾何学的な模様が印象的です。

▲エルツ城は12世紀から築城が始まり、以後850年に亘って少しずつ増築され現在の姿に至っています。建物ごとに、石の色やデザインが異なるのも面白いです。

▲いろいろな国の人がガイドツアーを待っていました。皆さん、上を見上げて建物の素晴らしさに見入っていました。

英語のガイドツアーは館内をぐるりと回っておよそ40分程度でした。ガイドさんは明瞭な英語で解説してくれたので助かりました。館内は撮影禁止ですので、ガイドの内容についてはこの記事でご紹介するのは差し控えます。

▲館内に併設されている宝物館は、フラッシュ無しであれば撮影できます。城に住んでいた人たちが使った豪華な食器や調度品、武具などが展示されています。

▲目に眩しい黄金の工芸品。すごいですねぇ。ため息しか出ません。

▲しかし、一方ではこのようなコメントに困るものも展示されていました。いったいナニコレ?

▲そしてこんなものも。ヒェッ!

▲さて、場内見学が終わったら、見晴らしの良い展望カフェで軽い食事でもいかがですか?

▲場内に作られた展望カフェからの眺めは、まさに絶景でした。青々としたドイツの森と谷間を流れるエルツ川。最高です。

▲カフェでは、ドイツ名物のブラートブルスト(焼きソーセージ)を頂きました。旨し!

エルツ城へのアクセスは、ブログ管理人としては、最寄り駅からのハイキングを猛烈にプッシュします。5kmほどの道のりですが、ほぼ一本道で迷うこともなく、また起伏もさほど厳しくないので、ドイツの森を堪能しながらちょっとしたトレッキングを楽しめます。⇒詳細はこちら

ただ、エルツ城は主要都市から離れているため、訪れる際には電車の時刻を調べたりするなど、準備が必要です。時間的にも、半日以上かかると見ておいてください。

「自分でプランニングするのが面倒」「歩くのは嫌」という方は、現地オプショナルツアーがオススメです。フランクフルトからのバスツアーがあります。
ドイツ1Day紀行☆ドイツ3大美城 エルツ城