三峡老街のすぐ近くに、台湾でも屈指の豪華絢爛さを誇る廟があります。それが清水祖師廟です。過去幾度も損壊しているのですが、その度に地元民によって再建され、現在もなお建築中という、まるでサグラダファミリアのような建築物なのです。
その作りこみの細かさは、まさに圧巻。見るものを圧倒する凄まじさ。職人の執念を感じます。むしろ、いい意味で狂気じみています。
屋根も細かい装飾で飾られています。
台湾に世界遺産があるのならば、この廟は真っ先にその候補に上がるでしょうね。ただ残念なことに、おそらく政治的な理由だとは思いますが、台湾は世界遺産条約に加盟しておりません。そのため、世界遺産に登録されているものは皆無なのです。
ただそれは、台湾に世界遺産レベルの文化的建造物がないことを意味しているわけではありません。この清水祖師廟が、その証左となっています。
天井の様子です。金で装飾され、眩いばかりの美しさ、豪華さです。
ご本尊の前には、様々な御供物が供えられています。未だに台湾全土から参拝客が来るとのことです。
ご本尊の清水祖師様。もともとは中国は福建省で進行されていた神様で、福建省からの移民がこの廟を建立しました。
台北の観光に満足したら、清水祖師廟を訪れてみることをおすすめします。新鮮な視点から、改めて台湾を見ることが出来ますよ。
詳しいアクセス方法については、こちらのページの最後に記しておきました。