トラベラーの皆さん、こんにちは。秋の行楽シーズン、皆さんはどこかへ出かけますか?私は、以前ツイートでご報告したインチョン⇔ダラス⇔リマ⇔クスコ往復7万1千円のチケットを利用して、ヒョイッとマチュピチュに行ってきました。
インチョン⇔ダラス⇔リマ⇔クスコの往復エコノミー(AA)がトータルで7万1千円で取れてしまったので、こりゃマチュピチュに行かないという選択肢はないだろうと思っている。 pic.twitter.com/aeK87B2FdJ
— SmartTravelJournalの人(ノホリミフデ) (@mifuderep) September 9, 2019
東アジアから南米までの往復航空券が7万円台というのはそうそう有ることではないので、意を決してエコノミークラスでの長距離フライトに挑んできました。そこで今回は、このチケットの一部、インチョン⇔ダラスの往復のフライトの様子をレポートします。
■搭乗便: 往路AA280便 復路AA281便
■スケジュール:往路インチョン17:25→ダラス15:55(12時間30分)
復路ダラス10:55→インチョン15:15+1(14時間20分)
■使用機材:B787-9
B787-9でのロングフライト!シートは?
今回のチケットはアメリカン航空でした。一番の難所が、インチョン⇔ダラス間の12時間を超えるロングフライトです。この路線には、アメリカン航空はB787-9型機を投入していますが、シートの快適さがフライトの快適さに直結しますよね。
エコノミークラスのシート配列は3-3-3。キヤビン後方に234席が詰め込まれています。枕とブランケットはビニール袋にバッキングされ、予め座席に置かれていました。
もちろん全席にタッチパネルタイプのシートモニターが設置されていて、ロングフライト中でもエンタメを楽しめるようになっています。ただし、イヤホンは持参したほうが良さそうです。CAさんがイヤホンを配布する姿を全く見かけませんでした。アメリカではイヤフォンは自前でが定番なのでしょうか。
往路はバルクヘッド席
さて、往路のフライトでは幸運なことにバルクヘッド席を指定することができました。長時間機内で過ごすことになるので、足元のスペースは広いに越したことはありません。
エンタメは日本語にも対応しています。タッチパネルがキビキビ動き、映画の早送りなどもストレスなくできました。
座面の下には、ユニバーサル電源も完備しています。フライト中にスマホなどの機器を充電することも可能です。
ウェルカムサービスと3回の機内食
さて、離陸後安定飛行に入ると、ウェルカムサービスとしてプレッツェルがパパパっと配られました。
続いてドリンクのサービス。スプライトをお願いしたところ、シエラ・ミストが提供されました。シエラ・ミストは日本では余り見かける機会がありませんね。スプライトがコカ・コーラ製造なのに対し、シエラ・ミストはペプシコーラが作っています。味は、スプライトと大差ありません(笑)。
その後しばらくして1回目の機内食が配られます。ディナーに相当する、比較的充実した食事です。ビビンパとパスタから選択できましたが、韓国発なのでビビンバが美味しいだろうと思い、ビビンバをチョイスしてみました。これが正解で、なかなかに美味しいものでした。ただ、付け合せのパック入りキムチは酸っぱすぎました。
フライト中盤で夜食として2回めの機内食が提供されました。照明は暗転されたまま、起きている人にだけ配られたようです。紙製のボックスに入った簡単なもので、中身はサンドイッチにぶどう2粒、そしてバータイプのお菓子でした。
そして、着陸の1時間ほど前には3回目の機内食が提供されます。オムレツとソーセージ、フライドポテトという、結構ジャンキーな内容でした。
復路は「メインキャビンエクストラ」
往路は運良くバルクヘッド席に座ることができましたが、復路はバルクヘッド席の指定ができませんでした。そこで、「メインキャビンエクストラ」を指定してみました。
メインキャビンエクストラとは、エコノミークラス前方の数列のシートピッチを広めにしたシートで、基本的に追加料金がかかります。ただし、ワンワールドの対象ステータスをお持ちの方は無償で指定することができます。
メインキャビンエクストラの膝周りのスペースはこんな感じです。一般的なエコノミークラスに比べると、随分余裕がありますね。圧迫感がかなり軽減されるので、ロングフライトでは優勝であってもメインキャビンエクストラを指定する価値は有ると思います。
ウェルカムサービスと2回の機内食
離陸後シートベルト着用サインが消えるとすぐにウェルカムサービスが始まります。往路と同じく、プレッツェルとソフトドリンクでした。なお、往復で配られたプレッツェルはアメリカン航空オリジナルのもののようですね。パッケージにアメリカ国内の空港が一つずつプリントされているようです。
さて、1回目の機内食がこちら。ランチに相当します。往路と同じくビビンバにしみました。しかし、これがハズレ。アメリカで調理されたものだからか、ぜんぜんビビンバらしさがありません。はっきり言って不味い。アメリカ発のフライトでは洋食をチョイスするべきですね。
そして、着陸前の2回めの機内食がこちら。内容的には、往路便で夜食として提供された紙ボックスと同様のものでした。サンドイッチにアイスクリーム、えんどう豆スナック。これだけ。
あれっ?復路便は14時間超のロングフライトなのに、機内食は2回しか出ないの?えっ???
そうなんです。機内食は2回のみでした。往路は12時間のフライトで3回、復路は14時間のフライトで2回。なんなのでしょう、このアンバランスさ。復路でも3回提供しなさいよ、と叱りつけたくなりますね。
おわりに
往路と復路で機内サービスの差はあったものの、総じて納得できるフライトでした。バルクヘッド席とメインキャビンエクストラに座れたのが良かったのかもしれません。このフライトは往復ともほぼ満席でした。一般座席であったなら、かなり窮屈だったのではと思われます。とはいえ、7万円台で南米まで連れて行ってくれるのですから、それだけでも御の字ではありますが。