欧州長距離LCCが十分使える!ユーロウィングスのバンコク→デュッセルドルフ搭乗記

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 トラベラーのみなさん、こんにちは。

 みなさん、ユーロウィングスっていうLCC、知ってます?ドイツに本拠地を置くエアラインで、主にヨーロッパ域内の短距離を飛んでおり、ヨーロッパ旅行の際にお世話になったという方もいらっしゃるかもしれません。

 しかしユーロウィングスは長距離路線にも手を出しているんです。それが今回ご紹介するバンコク・スワンナプーム⇔デュッセルドルフというニッチな路線。欧州LCCの長距離フライトとは一体どんな感じなのか、レポートします。

■搭乗便:EW1107
■スケジュール:バンコク07:55→デュッセルドルフ15:15
■機材:A330-200

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利用者の多くはドイツ人

 こちらがユーロウィングスの長距離路線用の機材です。バンコク⇔デュッセルドルフ線にはエアバスA330-200が投入されています。

 搭乗ゲート前には、大勢の方が搭乗待ちをしていました。その多くがヨーロッパ系の方々(ほとんどドイツ人)で、アジア人はあまり見受けられません。特に目立ったのが、バックパッカー風の出で立ちの若い人でした。ヨーロッパの方々はよくバックパック一つで東南アジアを放浪していますが、当便はその足として利用されているのでしょうね。

フルサービスキャリア(FSC)と同等のキャビン

 いよいよ搭乗です。ユーロウィングスのA330-200は、2-4-2の座席配列になっています。落ち着いた色使いのキャビンではありますが、ユーロウィングスのロゴがなんとなくワクワクします。

 シートは、他社のエコノミークラスと比較しても何ら遜色ないレベルだと思われます。LCCであっても可動式のヘッドレストが備わっているのは嬉しいですね。中長距離LCCでは、ヘッドレストがないことがよくあるんですよ(スクートセブパシフィックなど)。ヘッドレストの有無はフライト後の疲労感に直結しますので、中長距離フライトでは欠かせないと思います。

 さらにうれしいことに、LCCなのにシートモニターが全席に完備してあるんです!(ただしコンテンツは有料。)ジェットスターの長距離便B797-8にもシートモニターが装備されていましたし、これがLCCの標準になればいいのにと思う次第です。

 実際に座ってみるとこんな感じです。正直、決して広いとは言えません。 ここだけはフルサービスキャリアよりも劣ってしまいます。 これで12時間のフライトを過ごさなければならないのは、人によっては若干厳しいかもしれませんね。

LCCでも電源完備!

 AC関係をチェックしておきます。シートモニター下部には、イヤフォンジャックとUSBスロットが一口ずつあります。USBを使えば、スマートフォンの充電も可能です。

 またうれしいことに、足元にもUSBスロットが設けられています。複数の端末が同時に充電できるのは、ガジェットを複数持っている方にとっては大変ありがたいのではないでしょうか。

 シートポケットにの中には、安全のしおりやエチケット袋以外に、機内誌、機内食メニュー、機内販売カタログが入っていました。普通のフルサービスキャリア並ですね。

 機内食の中身を少しだけご紹介します。ハンバーガーが14.90EUR、テリヤキチキンが11.90EUR、ポリッジが3.90EURなど、いずれも高い!地上価格のの1.5倍位するのでは?食べたくなったら、CAさんを呼んでカード又は現金で支払えば、持ってきてくれます。

 ちなみに、私はLCCの機内食には散々な思いをした経験があるので、今回は飲み物とサンドイッチなどを登場前に購入し機内に持ち込みました。そのためユーロウィングスの機内食の味見はしておりません。

他FSCと遜色ない快適なフライト

 さて、離陸後すぐに機内サービスが始まりました。ただしLCCですのでジュースなどはもちろん有料です。CAさんたちの態度は、つっけんどんな感じもなく、よく教育されているように思われました。LCCといえどもそれなりにレベルの高いサービスであるように感じられます。

 シートモニターのコンテンツを楽しむには、9.90EURをクレジットカードで決済する必要があります。モニター下部のスキャナーにカードを通すアレですね。ただ今回のフライトでは日本語に対応したコンテンツかなかったようなので、利用はしませんでした。

 ちなみに、フライトマップは無料で利用できます。イランの上空を飛ぶんですね。私はフライトマップを見ているだけでワクワクするような稀有な人間なのですが、手持ち無沙汰になってしまう方は持参の携帯端末に見たい映画などをあらかじめダウンロードしておき、フライト中にそれを楽しむのがおすすめです。

 LCCでの12時間のフライトではありましたが、何らトラブルもなく思いの外快適なフライトでした。乗客のマナーも良く、みな静かな空間を保とうとしているようで、交換が持てるフライトでした。

おわりに

 フライト中ウトウトしていたら、あっという間にデュッセルドルフ空港に到着です。ユーロウィングスのアジア方面の便は今のところバンコク⇔デュッセルドルフしかなく、日本人が利用する機会は殆どないと思います。しかしユーロウィングスは、LCCといえどもフルサービスキャリアに準じるサーピスで、大変好印象でした。ぜひとも日本に路線を解説してくれないものでしょうかね。今後に期待したいところです。

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