トラベラーの皆さん、こんにちは。みなさんは、旅先の食事はどうしてますか?えっ、ホテルで済ませてる?それはもったいない!旅先では、ぜひ現地の人が通う庶民的な食堂に足を運んで見ましょう。必ず思い出に残る食事になりますよ!
そんなわけで今回は、バリ島はウブドにある大衆食堂「ワルン・チャンドラ」をご紹介します。この食堂、ウブドの中心地から少し歩いたところにあるので、お客さんはほとんど現地の方。観光客はほとんど訪れません。しかし、バリの伝統料理が激安でいただけ、現地の方に大人気なのです。
マップを頼りに探し当てよう

ワルン・チャンドラは、ウブド王宮から徒歩20分ほどの、観光地化されていないローカルさが残る界隈にあります。通りにはそれらしい看板もなく、建物の外観はバリにしてはちょと豪華な一般住宅のよう。商売っ気が全く感じられません。
GoogleMapsがなければ絶対にワルンだとは気づかない雰囲気で、私も「本当にここかな?」と半信半疑で中に入ってみました。すると……
ローカル感が漂う店内

1階の土間部分がイートインスペースになっていました。粗末な感じの椅子とテーブルが20席ほど並んでいました。豪華さはありませんが、いかにも現地の人に愛されている食堂という雰囲気です。

奥では女将さんが何やら食事の準備をしています。巨大なザルいっぱいのご飯がすごいですね。

何に使うのかわかりませんが、何やらスパイシーそうな合わせ調味料を作っているようです。相当使い込んだ石のすり鉢がいい感じですね。スパイスやライムなどをゴリゴリと潰してして、爽やかな香りが漂います。
手間ひまをかけた絶品バリ料理

どんなお惣菜があるのか、食品ケースの中を見てみましょう。こちらは、サテ。インドネシア風の焼き鳥のようなものですね。

こちらは煮玉子。スパイシーそうな見た目で、食欲がそそられます。

こちらはアヤムベトゥトゥというバリ伝統の鶏肉料理。もともとは鶏一羽まるごと提供されることが多いのですが、ワルンチャンドラでは肉をほぐして提供しているようです。

そこで今回は、全部のせのナシチャンプルをオーダーしました。ご飯が見えなくなるくらい山盛りのお惣菜の数々。かなりボリューミーで、食べごたえがあります。一つ一つに味が染み込んでいて、スパイシーで美味い!

気になったのがこちら。日本では見かけることがない、ジャックフルーツの実。バリでは、完熟する前のジャックフルーツの若い実を野菜として食するのだそうです。たけのこのような食感で、なかなかに美味でした。
おわりに
ワルン・チャンドラは、ウブドに行ったらぜひ立ち寄っておきたい食堂です。観光客向けのお店は数あれど、現地の方向けのお店で伝統料理を味わってこそ、その土地の本当の魅力を堪能できます。スパイシーな料理を、額に汗しながりハフハフ食べましょう!