エアアジアXのプレミアムフラットベッドに搭乗!寝るのに最適、過度な期待は禁物!

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 トラベラーの皆さん、こんにちは。

 皆さんの中には、LCCを利用したことがある方も多いと思います。LCCが日本に就航した当時は、フルサービスが当たり前の日本ではLCCは絶対に流行らないと危惧されていましたが、それからだいぶ経ち、LCCもすっかり定着した感があります。

 しかし、「LCCのビジネスクラス」となるとどうでしょう?LCCにビジネスクラスなんてあるのかと驚かれる方も多いかもしれません。実は、日本に就航している一部のLCCでは、一般エコノミーよりも上のクラスを用意しているんです。

 そこで今回は、先日利用したエアアジアX(関空→台北線)のビジネスクラスにあたるプレミアムフラットベッドをご紹介してみます。

 エアアジアXは、通常出発時刻の3時間前からカウンターチェックインが始まります。しかし、ちょうど3時間前に赴いたところ、すでにチェックインが始まっていました。おそらく、エアアジアXの複数の便の出発時刻が同じ時間帯に重なっているためだと思われます。

 今回はビジネスクラス(プレミアムフラットベッド)を予約していたので、並ぶことなく専用チェックインカウンターでチェックインを済ませることができました。待たなくていいのはやはり快適ですね。

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 預入荷物には、黄色のエクスプレスバッグタグがつけられます。到着空港でまっさきに荷物をピックアップできるので、大変助かります。ただ、フルサービスキャリアの上級クラスの優先タグのようなプレミアムな雰囲気はなく、チープな感じがします(笑)。  

プレミアムフラットベッドはこんな感じ

 エアアジアXのビジネスクラスであるプレミアムフラットベッドシートは、A330-300型機の前方に2-2-2の配置で2列、計12席が設けられています。フラットベッドとは言っても、完全にフルフラットにはならず、若干角度が残るいわゆるライフラット型のシートになっています。

 今回私が着座したのは、最前列の右窓側の1Kでした。バルクヘッドであればエコノミークラスでも足回りに余裕がありますが、ビジネスクラスのそれともなると、やはり占有空間が全く異なります。前方に座席が全くないので視覚的に圧迫感がなく、かなりリラックスできます。

 テーブルは、サイドのカクテルテーブルから引き出すようになっています。十分な広さはありますが、折りたたみ式でさほどがっしりとは作られておらず強度的に若干心もとない印象を受けました。

 プレミアムなシートなので、可動式の読書灯も備えられています。ただ、上級クラスによくあるこういった読書灯って、実際に使っている人を見かけたことはあまりありません。あくまでもお飾り的な存在ですね。

 カクテルテーブルの隣にはペットボトルが2本ほど入るストレージが設けられています。プレミアムフラットベッドでは、ミネラルウォーター1本が予め用意されていました。(エコノミークラスだと水は有料!)

 さらに、カクテルテーブルの下には、ユニバーサル電源が1席につき1口ずつ用意されています。エアアジアXのエコノミークラスでは電源など全くないので、これはプレミアムフラットベッドの大きなメリットだと思います。

 シートを倒し、フラットベッドにしてみました。床に対して完全に水平にはならず角度が残る、いわゆる滑り台ベッドになります。とはいえ実際に寝転がってみると、さほど気にならずかなり快適でした。関空→台北の2時間強という短いフライトながら、気持ちよくウトウトできて最高でした。

機内食には期待できず

 プレミアムフラットベッドでは、通常エコノミークラスでは有料である機内食が、無料で提供されます。メニューは予約時にオンラインで指定することができ、数種類の中から選べます。今回はテリヤキチキンにしてみました。(写真のハーゲンダッツは有料。自費購入。)

 ただ、お味の方は……やはりどう転んでもLCCの機内食。エアアジア系に搭乗するたびに思うのですが、有料機内食のレベルがひどいです。お金を取るのにあの味では、目を覆うものがあります。フルフラットベッドでも同じ食事が提供されるのですから、この機内食をどうにかしてほしいものです。フルサービスキャリアのビジネスクラスの豪華で優雅な食事を期待していると、あっさりと裏切られることになります。

サービスはやはりLCC

 ここまで、プレミアムフラットベッドをハード面からご紹介してきましたが、肝心のソフト面、すなわちCAさんたちのサービスはというと……

 そこは良くも悪くもやはりエアアジアX。CAさんのサービスに過度な期待を抱くのは禁物です。フルサービスキャリアのビジネスクラスような、気を利かせたアテンティブな対応はほとんど無く、基本的にはほっぽらかしにされます。客側から積極的に要望を伝えないと、動いてくれません。

 このドライな対応は個人的には嫌いではないのですが、普通のビジネスクラスと同じレベルのサービスを期待して搭乗してしまうとがっかりしてしまいます。割り切りが必要ですね。

おわりに

 以上のように、エアアジアXのプレミアムフラットベッドは、フルサービスキャリアのビジネスクラスとはだいぶ趣が異なります。過度な期待を抱かずに利用したほうが、プレミアムフラットベッドのメリットを十分に享受できると思います。

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