トラベラーの皆さん、こんにちは。今回はお安いけど誰得&過酷な欧州行きビジネスクラスチケットをご紹介します!
今回発見してしまったのは、MIATモンゴル航空のソウル⇔ベルリンの往復ビジネスクラスのチケット。そのお値段、なんと189,350円。です。
例えば、航空券予約サイト「スカイチケット」で、往路インチョン発4月6日、復路ベルリン発4月14日ビジネスクラス指定で検索してみました。すると……
出てきましたね、MIATモンゴル航空。トータルで189,350円です。極東アジア⇔ヨーロッパ往復のビジネスクラスとしては、お手頃なお値段だということは言うまでもありませんよね。
しかし、飛びつく前にスケジュール等をよく検討してみましょう。
往路のウランバートルでの乗り継ぎが約15時間。これはちょっと考えものです。それも夜をまたいでいるので、ホテルを手配する必要がありそうです。
更にデメリットがあります。ウランバートル⇔ベルリンのフライトOM135便及びOM136便は、ここでは直行便のように書かれていますが、実は経由便で、モスクワ・シュレメーチエヴォ空港での給油を挟むのです。
さらにさらに、機材が問題!OM135便及びOM136便は長距離路線にもかかわらず、なんとB737がたきが投入されているのです!モスクワで一度給油するのでB737での運航も可能なのですね!
で、MIATモンゴル航空B737のビジネスクラスってどんなのかといいますと……
お察しの通り、こんな漢字です。3世代くらい前のシートの雰囲気……。もちろんフルフラットになるはずもなく、エコノミー席より気持ちリクライニングが深めになるくらい。
このシートで、ウランバートル⇔モスクワ⇔ベルリンの約10時間を過ごさなければならないと思うと、げんなりします。(ビジネスクラスなのに!)
今回ご紹介したチケットは、万人向けではありません。まさに、忍耐力を要とするフライトになると思います。1990年代のビジネスクラスの雰囲気を追体験してみたいというマニアの方、是非トライしてみてください!