トラベラーの皆さん、こんにちは。
皆さんは、「バリ島」と聞くと何を連想しますか?
クタビーチ?サーファン?マリンアクティビティ?
ノンノン!
実はこういったバリのイメージは、バリ本来の魅力のほんの一部に過ぎません。バリらしいバリを体験するなら、海よりも、むしろ山だと言われています。
そこで今回は、山バリの中心として栄えたウブドと、その魅力を堪能できる特別なカフェをご紹介します。
本当のバリはウブドにあり
バリの文化が色濃く残っているのが、バトゥール山の中腹にある街、ウブドです。デンパサールからウブドまでは車で1時間半ほどで、その間は非常に緩やかな上り坂になっています。
ウブド周辺はコメの生産地としても知られており、一面にライスフィールドが広がるのどかな風景を楽しむことができます。これぞバリの原風景。ビーチリゾートではない、昔ながらのバリがここにあります。
ライスフィールドは丘陵地帯にあるため、田んぼの一つ一つが狭く、未だに機械化が進んでいません。田植えから稲刈りまで、ほぼすべての作業が人の手によって行われます。こういった点も「本当のバリはウブドにある」と言われる所以なのかもしれません。
ウブド周辺では田んぼにアヒルが放し飼いにされています。このアヒルたちは、稲の害虫や雑草対策なのですが、成長したアヒルは食用に回されます。ウブド周辺の名物料理が、ベベック・ゴレンなどのアヒル料理であるのもそのためです。
田園のど真ん中にカフェ!
今回ご紹介する「カフェ・ポメグラネイト(Cafe Pomegranate)」 は、そんなのどかなライスフィールドのど真ん中にあります。Pomegranateは「ザクロ」の意。田園の中ではかなり目立つ、トンガリ屋根が特徴的なカフェです。
ウブド中心部からは田んぼの中のあぜ道を歩いて徒歩20分ほど。自転車や原付バイクでのアクセスは可能ですが、車では侵入できません。ぜひ散歩がてら、バリの田園風景を楽しみつつあぜ道を歩いて行くことをおすすめします。
カフェは三方の壁が取り払われていて、非常に開放的です。美しい田園風景を、何も遮るものなく直接堪能できるつくりになっています。
田園風景を満喫
カフェの先端部は、床が田んぼにせり出すようになっていて、バリの田園を間近に感じることが出来ます。優しくそよぐ南国の風が気持ちよく、ついつい長居したくなってしまいます。
特におすすめのなのが夕暮れ時です。西向きに作られているので、夕日を真正面から拝むことが出来ます。水田に写った太陽がキラキラと輝き、特別な時間を過ごすことができると思います。
カフェ・ポメグラネイトでは、オーガニックにこだわったヘルシーメニューが提供されています。今回はチキンと野菜のサラダとラッシーをいただきました。自然の中でいただくオーガニックサラダは、体内の一つ一つの細胞に染み入るようでした。(⇒メニュー)
おわりに
カフェ・ポメグラネイトのあるライスフィールドのあぜ道沿いには、スパやヨガスタジオもあります。(いずれも田んぼのど真ん中に!)スパやヨガのあとにちょっと立ち寄ってみるのも良いかもしれません。ぜひともライスフィールドの穏やかな雰囲気の中で、特別な時間を過ごしてみてくださいね!