先日、嬉しいニュースが舞い込んできました!
マリンドエア、クアラルンプール〜台北/桃園〜札幌/千歳線を来年1月23日開設へ
マリンドエアは、クアラルンプール〜台北/桃園〜札幌/千歳線を2019年1月23日にも開設する。GDS情報を元に路線情報を提供する、AirlineRouteが報じた……
マリンドエアとは、インドネシアのLCCライオンエアが設立した、クアラルンプールを拠点とするマレーシアのフルサービスキャリア(FSC)です。
通常、FSCが子会社としてLCCを立ち上げるということはよくありますが、マリンドエアの場合はその逆で、LCCがその子会社としてFSCを立ち上げました。そのためマリンドエアは、価格面ではLCC並を維持しつつも、FSCと同様のサービスを提供するという、非常にコスパに優れたエアラインに仕上がりました。
そこで今回は、マリンドエアの日本就航を記念して、マリンドエアの素晴らしさを改めてご紹介したいと思います。搭乗したのはフライトはクアラルンプール発台北桃園行きのOD632便。この区間のフライトは、新規就航予定のフライトの一部に組み込まれていますので、その点でも参考になると思います。
- フライト: マリンドエアOD632便
- スケジュール: KUL-TPE 7:50-12:40
- 機材: B737-800
- チケット費用: 約11,300円(諸税等込)
クアラルンプール空港メインターミナルから出発
マリンドエアはクアラルンプール空港のメインターミナルを本拠地にしています。LCCターミナル(KLIA2)ではありませんので、十分ご注意ください。
今回の利用機材は、B737-800型機。これは、マリンドエアが保有する機材の中で最もポピュラーな機材です。ロゴマークやMalindoという文字が白地に赤で塗装されていて、スッキリとしたデザインになっています。
充実したシート設備!
エコノミークラスのシートの配列は、横に3-3で、B737-800では標準の配列です。シートはご覧の通り赤と黒のツートンカラー。ヘッドレストがないのがちょっと残念ですね。頭部に寄り掛かれるものがあるのとないのとでは、フライト後の疲労感が結構異なります。
シート背面には、比較的大きめのタッチパネル式液晶モニターが備えられています。コントローラーはなく、読書灯やCA呼び出しを含めすべての操作を画面上で行うタイプのものが採用されています。そのため、余分な設備がなくシンプルです。
足回りのスペースはご覧の通り。他社LCCより幾分広い印象です。クアラルンプール~台北桃園は飛行時間が5時間弱なので、満席の場合はこれだけのスペースだと少しばかり窮屈に感じるかもしれませんね。
なお、液晶モニターの下部にはUSBスロットが1口設けられていて、飛行中にスマホなどの充電をすることが可能になっています。これは大変ありがたいです。
シートポケットの中身はシンプル。安全のしおり、機内誌、機内免税品カタログ、そしてエチケット袋が用意されていました。
なお、マリンドエアでは簡単な機内食が提供されますが、機内誌には有料のドリンクや機内食のメニューも掲載されていました。
いよいよ離陸です。スラッとした細身のCAさんが、非常時のデモンストレーションをしてくれます。シートモニターではデモンストレーションビデオが流れているのでそれで事足りるはずですが、あえてアナログでもやっているようです。
機内サービスも文句なし!
離陸後、安定飛行に移行すると、ミネラルウォーターとイヤフォンが配られました。ミネラルウォーターはマリンドエアのオリジナルです。
フライトの中盤に差し掛かると、簡単な機内食が提供されます。オムレツにソーセージ、ポテト、温野菜少々。
一見すると残念な感じは否めませんが、意外にもオムレツがかなり美味しくぺろりと平らげてしまいました。平均的な機内食の不味さと比較すると、かなり上を行っていると思います。
おわりに
OD632便は徐々に高度を下げ、台湾桃園国際空港に降りていきます。クアラルンプールから台北までおよそ5時間弱の中距離フライトでしたが、なかなかに快適に過ごすことができました。
報道によれば、マリンドエアは2019年1月23日より、クアラルンプール〜台北/桃園〜札幌/千歳線を解説し、日本に初めて乗り入れるとのことです。
私は、マリンドエアはコストとパフォーマンスのパランスが大変優れているエアラインだと評価しています。札幌/千歳への就航が成功し、更に日本の路線を広げていってほしいところです。