意外に穴馬?香港航空エコノミークラスで成田→香港を飛んでみた

シェアする

スポンサーリンク

 トラベラーのみなさん、こんにちは。今回は、香港航空のエコノミークラスの搭乗記です。

 アジアのハブである香港国際空港を拠点とするエアラインはいくつかあります。真っ先に思い浮かぶのは、ワンワールドの主要エアラインの一つで、各方面で高い評価を得ている香港の代表的フラッグキャリア「キャセイパシフィック」ですよね。私事ですが、生まれて初めて海外に行く際に利用したのがキャセイパシフィックだったので、キャセイパシフィックを基準にして評価しがちです。

 続いて日本で馴染みがあるのが、HKエクスプレス航空ではないでしょうか?このLCCは近年日本各地に就航路線を増やしつつあり、頻繁にセールも行っていて、時には片道100円などというとんでもないセールもあるので、話題にのぼるのもしばしばです。

 この2社に比べると、意外とまだまだ知られていないのが香港航空でしょう。香港航空はLCCではなくフルサービスキャリアで、現時点で札幌、成田、大阪、岡山、米子、鹿児島、沖縄の各都市と香港を結んでいます。しかし、キャセイパシフィックとHKエクスプレスの影に隠れてしまい、プレゼンスを浸透させられずにいる印象です。

 とはいえ、香港航空はカナダやアメリカにも路線を持っており、そちら方面では時々激安チケットが出てくる穴馬でもあります。フルサービスキャリアでありながら、チケットが安いというのは魅力的。一体どんなエアラインなのか、成田→香港を実際に飛んでみました。(ちなみに今回利用したチケットは、楽天トラベルのセールで入手したもので、往復で2万円強でした。激安!)

 今回搭乗したのは、香港航空の代表的な機材エアバスA330型機です。白、赤、黄の流線的な塗装がインパクトがありますね。ちなみに、LCCの香港エクスプレスですとA320という小型機(ナローボディ機)になりますので、大きな飛行機に取りたい方は香港航空を選んだほうが良いでしょう。

スポンサーリンク

 香港航空のエコノミーのキャビンは2-4-2の配列で、コーポレートカラーのえんじ色で統一されています。A330は通路が2列あるので、A320と比べると圧迫感が少ないように感じられます。


 シートの設備は1世代程度前のものです。モニターはタッチパネルではなく、備え付けのコントローラーでしか操作できません。左側にはコートフックとドリンクホルダー、右側には端子がいろいろ並んでいて、ややごちゃごちゃした印象です。シートポケットは大、中、小と大きさが異なるものが3つ用意されています。フットレストも備えられています。

 ちなみに、エンタメのコンテンツは意外と多様で、最新の映画も揃っていました。多くが日本語に対応しており、頑張ればフライト中に2本程度の映画を楽しむことができそうです。


 シートテーブルは半分に折り畳まれるタイプのもので、裏面のカバーをスライドさせると鏡が出てきます。こういうちょっとしたギミック、私好きです。シートは、以前ご紹介したシンガポール航空のものと殆ど同じです。


 シートポケットの中には、安全のしおりと機内誌、機内販売カタログが入っていました。比較的シンプルな構成で好感が持てますね。


 機内エンタメ用のイヤフォンは、離陸後に必要な人にのみ配られます。また、着陸前にはCAさんが回収して回ります。つまり、離陸や着陸の際は強制的にエンタメを使わせないという方針のようです。


 日本時間のお昼少し前くらいに機内食が配られました。和食と洋食が用意されており、今回は和食を所望いたしました。中身はサバでしたが、なかなか美味しくいただけました。


 この日のフライトでは、ほぼ8割方の席が埋まっていました。やはり日本人よりも香港からの乗客のほうが多い印象です。


 香港周辺の島々を眼下に、徐々に飛行機は高度を下げていきます。

 香港航空のCAのサービスは、必要十分なものでした。日系のように丁寧すぎることもなく、かと言って香港エクスプレスのようなチープさもなく、フライトの時間を自分でマネージできる人にとっては都合が良いのではないでしょうか。

スポンサーリンク