LCCでも電源完備!スペインのブエリング航空、マドリード→バルセロナ搭乗記

シェアする

スポンサーリンク

世界には、まだまだ個性的なLCCが埋もれています。特に、ヨーロッパではライアンエアやイージージェットが幅を利かせていますが、スペインのLCCブエリング航空は、他社にはない魅力的なフライトを提供してくれます。そこで今回は、このブエリング航空のフライトをレポートしてみまいと思います。


ブエリング航空は2004年に設立され、バルセロナを拠点にヨーロッパ各都市を結んでいます。欧州のLCCは町外れの過疎空港を利用する場合が多いのですが、ブエリング航空はそういった戦略を取らず、主要空港を結ぶ路線に就航しており、その点でも利便性が高いのが特徴です。今回搭乗したのはマドリード→バルセロナで、チケット代は71ユーロ(預入荷物含まず)でした。

マドリード空港でチェックイン


▲ブエリング航空はオンラインチェックインも用意されていますが、今回はせっかくの初めての搭乗なので、空港でチェックインしてみました。出発時刻の3時間前ですが、結構な行列ができていました。バルセロナ行きの乗客のみならず、他の目的地の乗客も混ざっているのかもしれません。

スポンサーリンク


▲チェックイン自体はサクサク進みました。カウンターの人も愛想がよく好印象。LCCにありがちなつっけんどんな感じはブエリング航空にはありません。搭乗券は、ブエリング航空のコーポレートカラーの黄色と白でまとめられていて、スタイリッシュ。スッキリとしていいですよね。


搭乗開始


▲いよいよ搭乗です!客席はほぼ満席。マドリード⇔バルセロナはドル箱路線なんですね。スペイン人のみならず、アフリカ系や中東系、インド系、東アジア系のひとまで様々な方が乗っていて、まさに人種のるつぼ状態でした。ここまで多様な方が乗り合わせているフライトは、そうそうないと思います。



▲シートは、黒のレザー(合皮?)。背もたれが薄っぺらいのが心もとないですが、ま、こんなもんでしょう。



▲シート背面と足回りはご覧のとおり。LCCとしては、足回りのスペースが若干広めのように感じられます。ここは積極的な評価ポイント。



▲ただ、シートテーブルが本当に使いにくいんです。シート背面から直接カパッと開けるタイプのもので、高さも高く、パソコンなどを使うには向いていません。こういったシートテーブルは日本国内では全く見かけたことがないので、少々使い方に戸惑ってしまいます。



▲シートポケットには安全のしおりのほか、様々なパンフレットが入っていました。特に、エチケット袋のデザインがカワイイんです。このエチケット袋、カワイすぎて使うのがもったいないかも(笑)。


LCCなのに電源も完備!


▲さてさて、離陸後しばらく所在なくボーッとしていたのですが、ふとあることに気づきました。ヘッドカバーの背面に、コンセントのピクトグラムが描かれています。これはもしや……



▲そう、なんと電源が完備されているのです!座席の足元に、USBスロットとユニバーサルコンセントがそれぞれ一口ずつ備えられていまた!LCCなのに電源が備え付けられているなんて、ブエリング航空恐るべし!


バルセロナに到着


▲無事フライトを終え、バルセロナ空港に着陸しました。わずか1時間強のフライトではありますが、ブエリング航空の快適さゆえ、本当にあっという間でした。私、今までに複数の欧州LCCに搭乗したことがありますが、オーストリアのニキ航空(現在は運航停止)と並ぶ快適なフライトでした。スペインに行った際にはぜひまた利用したいと思います。

スポンサーリンク