スクートでストレッチシートに無償アップグレード!成田→台北TR875便搭乗記

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スクートのA320型機で成田→台北を飛んだところ、なんと無償でストレッチシートにアップグレードされました!今回はそのときの様子をレポートしてみます。

◆搭乗便:TR875便
◆スケジュール: 成田発20:40-台北桃園着22:55
◆使用機材: A320

無償アップグレードは突然に!


▲現時点でスクートは、日本発の便では必ず空港でのチェックインが必須となってます。今回搭乗の便でも、成田空港の第2ターミナルでのチェックインが必要でした。スクートのカウンターは、出発時刻の3時間前にオープンし、1時間前にクローズとなるようです。電車の都合で、私はクローズ時間ギリギリのチェックインとなってしまいました。

ギリギリでのチェックインとなったため、殆ど待たずにすみました。(決してギリギリのチェックインを推奨しているわけではないのでご注意ください。)カウンターで手続きをしていると、いきなりスタッフさんがこう尋ねてきました。

ス「英語話せますか?」
私「えっ、はい、一応……」
ス「もしよろしければ、ストレッチシートにご案内可能ですがいかがでしょうか?」
私「もちろんOK!」

こんな具合に、無償でストレッチシートにアップグレードされちゃったのです!ラッキー!

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意気揚々と搭乗!


▲ギリギリのチェックインをなんとか済ませ、混雑した保安検査、出国審査をなんとかくぐり抜け、2タミサテライトの隅にある搭乗ゲートまで猛ダッシュ。ゼーゼー言いながらもなんとか搭乗に間に合いました。

今回はストレッチシートにアップグレードされたのです!心落ち着けて、広々シートを堪能しようではありませんか。



▲こちらがA320型機の中央に設置されているストレッチシートです。左右に6席ずつ、計12席設けられています。窓側に非常用脱出ドアが備え付けられているので、そのために個々の2列だけ十分なスペースが設けられているのですね。



▲左が一般シートの足回りのスペース(復路便で撮影)、右が今回のストレッチシートの足回りスペースになります。比較してみるとずいぶんと差がありますよね。一般シートのだと膝が前の座席にくっついてしまいそうですが、ストレッチシートではそんなことを心配する日こともありません。余裕で足を組めますし、足を伸ばしても前の座席にあたることはありません。


やはりタダでは済まない無償アップグレード


▲ストレッチシートの唯一の欠点は、シートポケットがかなり遠くに感じられることでしょうか(笑)。シートポケットには、安全のしおりや、機内食メニュー、機内販売カタログなどが入っていました。これらを物色していると……



▲いきなりCAさんが近寄ってきて、早口の英語で「緊急時のときはあなたに脱出の手伝いをしてもらうから覚悟しておいてね。まさか英語しゃべれるわよね。脱出扉の扱い方については、安全のしおりのこの部分をよく読んでおいてちょうだいね!」とまくしたてられました(誇張あり)。

ですよねぇ~。タダでストレッチシートにアップグレードしてくれるわけないですもんねぇ。つまりは保安要員としてピックアップされたってことですよね。私、結構ガッチリしている方なので、きっと体格を見て「あっ、こいつ保安要員にぴったりじゃん」という感じでアップグレードされたのでしょうねぇ。はいはい、CAさんの指示に従いますよ。



▲ということで、ストレッチシートにどっかり腰を据えて離陸しました。おや、私以外ストレッチシートに一人もいないじゃん!これってつまりは、チェックインを順次こなしていってもストレッチシート利用者がだれもおらず、このままでは緊急脱出の際困るから、チェックイン終了間際にやってきた脱出扉を軽々と扱えそうな私が、ストレッチシートにアップグレードするには好都合だったということですね、はい。



▲アップグレードされた私が活躍するような事態も発生せず、搭乗記は何事もなくフツーに台北桃園国際空港に降り立ちました。まあ、そういう緊急事態がないのはいいことですが、優遇されてアップグレードになったわけではないと考えると、なぜか釈然としない気分(笑)。ま、いいんですけどね。


アップグレードされる条件は?

そこで、今回の経験を元にアップグレードされる条件を考えてみました。

  1. 事前にストレッチシートに予約が入っていない
  2. ある程度英語でコミュニケーションが取れる
  3. それなりに体格が良い(力持ちっぽい)
  4. 単身者(家族連れやグループではない)

1.は大前提です。有償のストレッチシート利用者がいれば、それらに席が割り当てられるのはあたり前です。2.は必須ですね。英語でやり取りができないと、保安要員として役に立ちません。3.はあくまで傾向です。脱出扉は15kgもあるので、それが簡単に持ち上げられそうな人(外見)でないと、保安要員としてピックアップされないでしょう。4.は必ずしもそうだとは言えませんが、同伴者もいる場合はその人についてもアップグレードする必要があり、単身者に比べるとアップグレードされる可能性が低くなると思われます。

ストレッチシートにアップグレードされるには、予約状況やチェックインのタイミングなど、様々なファクターがあると思います。ただ、あえて無償アップグレードを狙ってみるのもありかもしれません。狙ったところで、9割は狙い通りに行かないとは思われますが。

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