先日ヨーロッパを訪れた際、エミレーツ航空のA380に搭乗する機会がありました。利用したのはエコノミークラスでしたが、世界にその名を轟かせるエミレーツ航空だけのことはあり、エコノミーでも十分に快適なフライトでした。今回はその時の様子をレポートします。
◆搭乗便:EK319便
◆スケジュール: 成田発21:20-ドバイ着03:35+1
◆使用機材: A380
今回搭乗するのはこちら!エミレーツ航空の代名詞ともなっているA380型機。A380には何度か搭乗したことはあるものの、やはり間近で見るとその大きさにいつも驚かされます。
搭乗開始。エミレーツのA380では、アッパーデッキにファーストクラスとビジネスクラスが、メインデッキにエコノミークラスが設けられています。エコノミー席は3-4-3の配置になっており、幅の広いデッキにこれだけの席が設置されているのは圧巻ですね。
シート事態は他エアラインと大きな違いはありません。ヘッドレストが可動式になっていて、アジャスタブルなのが嬉しいですね。
アメニティが充実!
シートには、クッション、ブランケット、ヘッドフォンの3点が搭乗時すでにセットされていました。
このヘッドフォン、他エアラインのエコノミークラスのものに比べるとかなりしっかりした作りになっています。耳あて部分が肉厚で、圧迫感が軽減されるようになっていました。
座席についてしばらくすると、アメニティキットが配られました。中身は、アイマスク、靴下、耳栓、歯磨きセットです。そもそも、エコノミークラスでアメニティキットを提供するエアライン自体少ないのですが、エミレーツ航空では4店も入った充実したアメニティキットを配っちゃうあたり、さすがとしか言いようがありません。
シートポケットの中にも、様々なパンフレットが入っていました。エミレーツ航空では、フライト中でも有料でWiFiによるインターネット接続を提供しており、その説明書もありました。
エンタメ設備が素晴らしい!
足回りのスペースはこんな感じです。他エアラインと同等で、エコノミークラスのシートピッチとしては標準的だと思われます。シート背面には、タッチパネル式モニターや折りたたみテーブルの他に、タッチパネル式コントローラー、USBスロット、ユニバーサル電源、コートフック、カップホルダーが備え付けられていて、かなり多機能なつくりになっています。
エミレーツ航空の売りのひとつが、エンタメの充実ぶりでしょう。映画などのソフトが他社の倍以上揃っているように感じられました。また、コントローラーも良くできており、これを使って本格的なゲームも楽しめます。
機内食も満足!
さて、離陸後しばらくすると1回目の機内食タイムとなりました。事前に、冊子タイプのメニューが配られました。エコノミーで、このように立派なメニューを配るエアラインも少ないですよね。
チキンとマッシュポテトを選択。副菜にマカロニサラダ、デザートにチョコレートムースケーキがついてきました。なかなかボリューミーで、かつ美味しく、満足できる機内食でした。
さて、お食事タイムのあとは、照明が暗転されおねんねタイムです。キャビンの天井には、プラネタリウムのように星々が投影されていました。おっしゃれ~
今回、私が座った席の列に他の人がいなかったため、贅沢にもエコノミーフルフラットにさせていただきました。エコノミークラスの搭乗率も半分あるかどうかでかなり空席があり、私と同じようにエコノミーフルフラットにしている方が多くいらっしゃいました。
フラットにしてしばらくウトウトすると、もうドバイ間近。朝日をイメージしたライティング(?)になり、眠っていた人たちが起こされます。
そして2度めの機内食をいただきます。オムレツなどのプレックファーストメニューです。こちらもボリューミーで食べごたえがありました。
機内食を食べ終わると、間もなくしてドバイ国際空港に着陸。エコノミークラスのわりにはかなり快適なフライトで、あっという間でした。
エミレーツ航空はエコノミーでも快適!
エミレーツ航空A380のエコノミークラスは、長時間のフライトでも十分快適だと思います。確かに今回のフライトは搭乗率が低めで横3席を独占できたのは大きいですが、それを差し引いても、機内エンタメの充実度や機内食などの面から、他エアラインの1歩も2歩も前を行っているように感じられます。
私は、エコノミークラスを見てそのエアラインの評価を下すようにしています。というのも、上級クラスのサービスが充実しているのは当たり前で、エコノミークラスにおいてもどこまで快適なサービスを提供できるかが、そのエアラインの姿勢を如実に反映すると考えるためです。この意味では、エミレーツ航空は目下マイ・ベスト・エアラインとなっています。