ANA、JALどっちを選ぶ?JALエコノミーのバルクヘッド席に乗ってみた!JL32便バンコク→羽田搭乗記

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東南アジア路線は日本人の需要も多く、日系エアラインが各都市に便を飛ばしています。私も何度かANAやJALを利用して渡航したことがあります。

つい先日も、JALでバンコク→羽田を飛ぶ機会があり、エコノミーながらもバルクヘッド席で快適に過ごすことができました。今回は、その時の様子について、ANAとの比較を交えつつレポートし、東南アジア路線のエコノミーではANAとJALのどちらを選んだほうがいいのか、考えてみます。

◆搭乗便:JL32便
◆スケジュール: バンコク発9:45-羽田着17:55
◆使用機材: B787-8

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▲今回搭乗したJL32便の使用機材は、B787-8。ビジネス30席、エコノミー176席からなる、プレミアムエコノミーの設置されていない2クラス制の機材です。私が座ったのは、ビジネスクラスの直後の19Gというバルクヘッド席。バルクヘッド席は、その前に座席がないぶん、他の一般エコノミー席よりも足回りスペースが広々としていのるので、人気が高いんですよね。搭乗の1日前にウェブチェックインをしたら、運良くこの席が空いていたので、迷うことなく座席指定をしました。



▲こちらがその19Gのシートです。肘掛けが固定されていて動かなかいなど、横方向にはやや窮屈な印象を受けますが、やはり広い足回りスペースの魅力にはかないません。



▲ほら、こんなにも広々としているんですよ。前方に席がないというだけで、これほどまで圧迫感から開放されるんですね。



▲ちなみに、こちらが一般エコノミーシート。バルクヘッド席に比べると、なんと窮屈なことでしょうか。数年前まではこの席でも全然問題なかったのに、一旦バルクヘッド席を利用してしまうと、一般エコノミーシートに抵抗感さえ覚えるようになってしまいました。いかん、いかん。


バルクヘッド席のデメリット

バルクヘッド席にもデメリットはあります。肘掛けが固定されていることは先程指摘したとおりですが、本来前のシートに設置されていて然るべき設備が、肘掛けに仕込まれているため、使いにくいったらありゃしない。

▲例えば、こちらのUSBスロット、本来はシートモニター部分に併設されているのですが、バルクヘッド席では肘掛けの内側に設置されています。そのため、USBケーブルを挿してスマホを充電しようとしても、普通ならシートポケットにスマホを収納できるのですが、バルクヘッド席ではスマホを置くところがありません。さらにケーブルがシートの内側に出る形になるため、離着席の際にかなり邪魔になります。



▲モニターのコントローラーも肘掛けの側面に収納されています。そのため、コントローラーを取り出すためには体をぐっとひねる必要があります。



▲肘掛けの内部に収納されているテーブルとモニターを引っ張り出してみました。モニターは、通常のシートモニターよりも小ぶりな印象です。また、テーブルに至っては、通常のシートテーブルの3分の2ほどの大きさしかありません。機内食のトレーがテーブルからはみ出してしまうくらい小さいんです!



▲前方のポケットにはこれだけのパンフレットが満載されています。にもかかわらず、バルクヘッド席だと、シートベルトをしたままではポケットに手が届かず、ポケットから取り出そうとするたびに毎回シートベルトを外す必要があります。これも地味に煩わしいですね。


機内食はガパオライスとハーゲンダッツ!


▲などと不満がありながらも、離陸後しばらくすると機内食タイムとなりました。まずはおしぼりが配られました。エコノミークラスでも、布製のおしぼりが配られるのはありがたいですね。ANAの東南アジア線エコノミークラスにも何度か搭乗したことがありますが、おしぼりサービスはなかったと記憶しています。



▲続いて、おつまみとドリンクのサービス。ここでアルコールをオーダーする方も多いのですが、せっかくJALに乗っているので、今回はJALでしか飲めないジュース「スカイタイム(キウイ)」をオーダーしました。



▲さて、いよいよランチです!今回はバンコク発だったので、ガパオライスをオーダーしてみました。味付けは多少脂っこいものの、意外と本格的で美味しく、パクパクいけました。適度にボリュームも有り、満足です。



▲さらに、食後のデザートとしてハーゲンダッツが配られました。これは嬉しいですね。私の経験上、ANAの東南アジア路線エコノミーではアイスクリームは提供されてたことはないので、この点でJALのほうがリードしてしますね。



▲羽田到着前には、おやつとしてマフィンが配られました。まあ、このマフィンは特筆するようなことはありません。


東南アジア路線エコノミーはANAよりJALがいいかも?!

さて、本題の搭乗レポートからは脱線しますが、東南アジア路線のエコノミークラスのサービスについて、ANAとJALを比較してみたいと思います。どちらのエアラインを使おうか迷っている方は、ぜひ参考になさってください。

▲東南アジア路線にはANAもJALもB787-8を投入しています(例外あり)。しかし、同じ機材にもかかわらず、エコノミークラスのキャビンは全く異なります。JALは2-4-2の配列を採用しているのに対し、ANAは3-3-3(⇒過去記事参照)になっていて、JALよりも1席多いのです!この1席の差は体感的に結構大きく、ANAのほうがより窮屈に感じられます。私個人としてはシートデザインはANAのほうが洗練されていると思うのですが、やはり配列の点でJALに軍配を上げざるを得ません。

また、サービス面では、布のおしぼりやデザートのアイスクリームという点で、やはりJALのほうが一歩先に出ているように感じられます。CAさんの対応などは両者互角だと思いますが、食いしん坊の私にとっては、花より団子。ハーゲンダッツが食べられるかどうかは、決定的な差なのです!

ということで、私見ではりますが、現段階ではJALのほうが一歩リードしています。東南アジア路線は日本人の需要も多いので、ぜひANAもJALもサービスをブラッシュアップしていってほしいですよね!今後も期待しています!

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