今回は、ベネチアの運河沿いかつ駅からも近いという最高の立地ながら、1泊1万円程度からという人気ホテル「ホテル・ダッラ・モーラ」をご紹介します。ベネチア本島のホテルは大変人気で、多くが1泊2万円程度と強気の値段になっているのですが、その点ダッラ・モーラは良心的ですよね。
トリップアドバイザーを見ても、評価が4.5となっています。これは期待できますね!ということで、予約して実際に泊まってみました。
最高の立地
ホテル・ダッラ・モーラは、サンタルチア駅や、バスが発着するローマ広場から徒歩10分ほどの好立地です。ベネチアは車の乗り入れが認められておらず(というか物理的に不可能)、島内の移動は徒歩か水上タクシーのみとなりますので、駅からの近さはかなり重要なポイントです。ベネチアのホテルを予約する際は、必ずチェックしましょう。
フロントは24時間対応です。ヨーロッパの規模の小さなホテルでは、「チェックインが午後9時まで、それ以降はフロントを閉めます」みたいに制限を設けるホテルが結構あるのですが、ホテル・ダッラ・モーラは大手ホテル並みに24時間対応してくれます。日本から欧州系エアラインを利用し乗り継いでベネチアに行く方が多いと思いますが、それだとベネチア到着が夜9時過ぎになってしまうことがけっこうあるので、その点でもこのホテルは安心ですね。
すっきりとしたシンプルな部屋
今回利用したのはシングルルーム。室内はシンプルで、必要十分なお部屋です。ただ、古い建物のためエレベーターはなく、荷物を抱えて階段を昇り降りしなければなりません。
水回りの手入れも行き届いていてピカピカでした。窓を開ければベネチアの運河を眺めることができます。
部屋付きのシャワーも完備。格安ホテルでは、バス・トイレ共同ということもままありますが、ホテル・ダッラ・モーラでは基本的にバス・トイレは部屋付きになっています。(ダブルルームのうち数室はバス・トイレ共同のものもあるので、予約の際気をつけてください。)
朝食も素朴ながら美味しい
朝食は1階の食堂でいただきます。食堂と言っても、十数名が座れるだけのこじんまりとしたもので、アットホームな雰囲気でした。客室数が少ないのでこのくらいで十分なんですね。食堂にいた宿泊客は、私を除いて全てヨーロッパ系の人たちでした。このホテルはまだアジア系の旅行者には浸透していないのかもしれません。その意味でも、穴場ですね。
キャビネットにはドリンク類や各種ジャム、コーンフレークなどが用意されていました。典型的なコンチネンタルブレックファストで、朝からガッツリ食べたいという方には少々物足りないかもしれませんが、ヨーロッパの朝食なんて大体こんなものなんですよね。足りない方は、街に出てカフェを利用するという手もありです。
とはいえ、さすがはイタリアです。パンはとても美味しく、特にクロワッサンの中にはオレンジマーマレードが入っていてびっくりしました。恥ずかしながら私、今までプレーンなクロワッサンしか食べたことがなかったので、マーマレード入りクロワッサンに感激してしまいました。
運河を眺めながらのんびり過ごす
ホテルには共用のテラスが設けられており、そこから運河を眺めることができます。運河沿いのホテルは人気なので、たいてい宿泊費が跳ね上がってしまいまうのですが、ダッラ・モーラは本当に良心的ですよね。さらにこのあたりは、観光客がよく訪れるエリアからは若干離れているため、観光客の目を気にすることなく静かに過ごすことができます。
運河の対岸に渡り、ダッラ・モーラ・ホテルをパシャリ。左右の建物に比べると、とても可愛らしく見えてきます。赤い壁がチャーミングですね。
おわりに
ベネチアは余分な土地がないため、ホテル料金もニューヨーク並みに高騰しています。その中にあって、1泊1万円程度から泊まれるホテル・ダッラ・モーラは貴重な存在だと思います。そしてこの運河の眺め!ベネチアに来たならば、絶対運河沿いのホテルに泊まってみたいですよね!その意味でも、ダッラ・モーラは超おすすめです!