ANAの運行するフライトで最も長いのはどこでしょう?そう、成田⇔メキシコシティ便が最長で、片道7,003マイル、飛行時間は12時間半という、飛行機嫌いの方が気が狂いそうになるくらい長い長いフライトなんです。
今回、そのメキシコシティ線のエコノミークラスを利用してました。12時間半のエコノミークラスの旅、いったいどんな感じなのでしょうねぇ。
◆搭乗便: NH180便
◆スケジュール: 成田16:35発→メキシコシティ15:20着
◆使用機材: B787-8
搭乗開始
▲キャビンに入ってみると、予想に反して盛況でした。メキシコシティ便は比較的ビジネスマンが多、日本企業の出張組や現地駐在組だと思われます。
▲さてさて、今回私が座ったのは最後尾のシートでした。というのも、通常エコノミークラスは3-3-3の配列になっているのですが、最後尾は機体幅が狭まっているため2-3-2になっているんですよね。
▲そのため、窓側にかなりの空きスペースがあります。これを狙っていたわけです。12時間半を超える長時間のフライトなので、こうした自由に使えるスペースの有無は快適さに直結するわけです。
シートをチェック!
▲シートをチェックしてみましょう。ANAのB787-8のエコノミーのシートピッチはごく標準的なもので、可もなく不可もなし。狭いと感じることは特にありません。シートモニターはタッチパネル式で操作性もまずまず。
▲モニター下部には、イヤフォンジャックやUSBポートなどが用意されていました。USBポートはレガシーキャリアでは当たり前になりつつありますよね。
▲さらに、自責シートの座面下にはニユバーサル電源も用意されています。これらをフル活用すれば、複数の電子端末を同時に充電することもできますね。
▲さらに、前の席の下にはフットレストも備わっていました。確かにこれを使うと、若干ではありますが足が楽になるような気がします。
▲シートポケットには、冊子が7冊も入っていました。この辺はもうちょっとシンプルにまとめたほうがいいんじゃないですかねぇ。
機内食はまずまず?
▲離陸後しばらくすると、スナック菓子とドリンクが配られます。
▲そして1回目の機内食。CAさんは「海鮮丼」と説明していたのですが、決して「鮮」ではありませんよね(笑)。お味は、決して不味くはないけれども、かと言って美味しいかと言われると微妙……。良くも悪くも、無難なレベルに仕上がっています。
▲食後はANA長距離便恒例の、カチカチに凍ったハーゲンダッツが提供されました。程よく溶けるまでに、かなりの時間を要します。
▲食後、ラバトリーにいってみると、鏡にCAさんの手書きのポップが貼ってありました。ちょっとした気遣いではありますが、うれしいですよね。
▲小腹がすいた人のために、ギャレーにはバナナやスナック菓子などが常時用意されていました。ただ、カップラーメンなどは無いようです。
▲フライトの中頃に、軽食としてミルクパンが配られました。ミルクパンには牛乳だろうという単純な発想で、牛乳と一緒にいただきました。
▲着陸直前に2回目の機内食があります。この機内食も、不味くはないけれども飛び抜けて美味しいわけでもない、無難なライン。「筑波山麓ヨーグルト」が提供されたのにややビックリ。
メキシコシティ到着
▲12時間半のフライトを終え、ようやくメキシコシティに到着しました。ANAの最長路線は流石に疲れましたが、かと言って特に不満もなく過ごせました。機内食についても言えることですが、ANAのエコノミーのサービスは、ハズレは無いがアタリも無い絶妙なレベルをキープしていると思います。まあ、「ハズレが無い」ということが如何にありがたいことかは、他のエアラインを利用すると身にしみて実感することではあります。無難だからこそ、ANAが5つ星エアラインに選定されているのかもしれませんね。
メキシコシティ空港では入国審査に長蛇の列ができていて、1時間以上待たされました。ANAには関係ないことですが、これはどうにかならないものですかねぇ。今回のフライトで唯一の不満はこれだけです。