昨年11月に鳴り物入りでオープンした成田空港の新しい有料ラウンジ”Narita TraveLounge”(ナリタトラベラウンジ)に潜入してきました。
このラウンジは、クレジットカード提携ラウンジでもなく、またプライオリティパスでも利用できない、完全に有料のラウンジです。つまり入室するには必ず料金を支払わ慣れればなりません(一部を除く)。
しかし裏を返せば、クレジットカードやプライオリティパスがなくても、マイレージ上級会員でなくても、さらにはエコノミークラス利用者であっても、料金を払いさえすれば誰でも自由に使うことができるということであり、その意味では大変平等なラウンジであるとも言えます。
では、このラウンジは、いったいどんなところなのでしょうか?
場所は?営業時間は?料金は?
▲ナリタトラベラウンジは、第1ターミナルの第2サテライトの25番ゲートと26番ゲートの間に位置しています。北ウィングからだと出国手続き後左方向に、南ウィングからだと出国手続き後右方向に進むと良いでしょう。営業時間は6:30~21:30で、年中無休です。
▲こちらが、ナリタトラベラウンジのエントランス。受付で利用料金を払いましょう。大人(12歳以上)が1,200円、小人(6~11歳)が600円です。各種クレジットカードでの支払いも可能です。
▲利用料金を支払うと、白文字のカードが手渡されます。このカードが有れば当日に限り出入り自由で、かつ利用時間の制限もありません。ちなみに、ナリタトラベラウンジは提携航空会社の上位クラスラウンジにもなっており、そのような場合は利用料金は無料で、ゴールドのカードが手渡されるようです。
オシャレかつ居心地がいい
▲ラウンジ内は広めで、数十人のキャパシティがあります。広々としているので、さほど混んでいなければ他の人のことが気になることもないと思います。
▲ソファーやテーブルなども洗練されて入るものの、かといって尖りすぎてもおらず、絶妙です。オシャレなファミレス(喩えが悪い?)のような雰囲気でしょうか。
▲新聞や雑誌も用意されていて、ゆっくり時間を過ごすことができますね。また、所々に電源コンセントも備えられているので、スマホの充電やノートパソコンでの作業なども可能です。
ただ一点残念なことがあります。ラウンジ内にトイレが併設されていないんですよね。これは大きなマイナスです。トイレを利用するには一旦ラウンジを出て、斜向かいのマクドナルド横の一般エリアのトイレまで歩かなければなりません。せっかくラウンジでくつろいでいるのに、ガヤガヤしたマクドナルドを目にしなければならないなんて、雰囲気が台無しです。
食事は基本有料、やや高め
▲ラウンジですので、もちろんフードやドリンクのサービスがあります。コーヒーやジュースなどのソフトドリンクは無料で提供されます。アルコールは有料です。
▲フードは、ポップコーン、柿の種、チョコレートは無料です。それ以外は有料です。
▲有料のライトミール。それぞれ300円します。ちょっとお高めですね。料金をエントランスの受付カウンターで支払ってから、受け取ったレシートをビュッフェカウンターで提示するシステムです。
▲その他、牛丼や麺類などもオーダーすることができます。牛丼1杯600円は、ボりすぎでは?なお、ゴールドのカードをもっている方は、有料メニューも無料でいただけるそうです。
滑走路の眺めが最高
▲ナリタトラベラウンジからは、滑走路やエプロンがよく見えます。ちょうど目の前で飛行機が離陸する様子が見えるので、飛行機ファンにはうってつけのラウンジではないでしょうか。
▲蛇足ですが、私が利用した際、ヴォルガドニエプル航空のアントノフ124(An-124)が目の前を通っていきました。同機は量産型輸送機としては世界最大と言われており、なかなか目にする機会がない貴重な機材です。こんなものが真正面を通っていくナリタトラベラウンジ、お得です(笑)。
⇒成田空港有料ラウンジサイト