ハルビンといえば冬の氷祭りが目玉ですが、一年を通した最大の観光スポットは、今回ご紹介する聖ソフィア大聖堂になります。この協会は、ハルビンがロシアによって統治されていた当時の名残で、ハルビンを象徴する建築物として保存されています。
しかし……
チケット売り場から大混雑
聖ソフィア大聖堂は、ハルビンの中心部にあります。周囲には商業施設が多く、平日でも賑わっています……にしても、人多すぎません?チケット売り場に行列ができていました。入場料は一人20元です。
いざ入場してみると、何ですか、この人の数は!教会っていうから、もっと厳かで静かかと思っていたのですが、全然想像と違いました。
微妙……
そもそも、教会なのに祭壇がありません!かつて祭壇があった場所には、何故かダ・ビンチの最後の晩餐のレプリカが飾ってありました(笑)。皆さん、しきりに上を見上げているので何があるのかと思ったら……
あちこち装飾が剥げ落ちた天蓋があるのみでした。かつてはさぞ美しかったのでしょうが、今や見るも無残な状態で悲しくなるばかり。これ、傷みがひどすぎてもはや修復不能レベルですよね。
壁にはかつてのハルビンの街を移した白黒写真が展示してありました。
中央にはかつての街並みのジオラマも。
しかし、見るものはこれだけ。「教会」を感じさせるようなものはまったくなく、肩透かしを食らってしまいました。これで20元は高すぎやしませんか?正直、チケット代を払ってまで見るようなものではないように思われます。
夜は素敵。中央大街で糖葫芦を食べよう!
かなり教会内部には不満だったのですが、夜のライトアップは素敵でした。これだけ見れば満足かもしれませんね。
さて、聖ソフィア大聖堂から2ブロック先の「中央大街」というショッピングストリートに行ってみました。ロシア統治時代のヨーロッパ風の建物が多く残っていて、とても素敵な町並みです。マイナス15度は軽く下回る夜の寒さにも関わらず、結構な人手でびっくりですね。
中央大街周辺には様々な屋台が出ています。その中でも一番のおすすめが、この「糖葫芦(タン・フー・ルー)」の屋台。糖葫芦とは、フルーツの串刺しを水飴でコーティングしたもので、中国の繁華街に行くとよくこの屋台を見かけます。しかし、ハルビンの糖葫芦は一味違うんです。
というのも、あまりにも凄まじい寒さゆえ、屋台に並べられている間にフルーツが凍ってしまうんです。一口頬張れば、シャリシャリの甘いフルーツがコンニチハ!冷たいんだけど、超絶美味しいんですよ!
おすすめは、もちろん全部入りです。一種類だけだと絶対飽きてしまうので、全部入りのほうが楽しめますよ。ちなみに写真のものは、上からミニトマト、ブドウ、キウイ、リンゴ、杏のようなもの、となっていました。10元也。