いよいよ、春秋航空日本が、1月28日より成田~天津線に就航しますね。すでにJALや天津航空が日本各地と天津を結んでいますが、春秋航空日本の就航により、低価格化が進み、さらに天津を訪れる人が多くなるものと見込まれます。
天津は北京の南東およそ100kmに位置する港湾都市で、北京の外港として発展してきました。市内には、租界時代に作られたヨーロッパ風の街並みが残っていて、人気を集めている一方で、北京へもアクセスしやすいため、北京の代替空港として利用する人も多いようです。
そこで今回は、今後ますます日本人の利用が見込まれる天津濱海国際空港のプライオリティパス提携ラウンジをご紹介します。
天津濱海国際空港には、プライオリティパス提携ラウンジが計6箇所(国際線エリア1箇所、国内線エリア5箇所)あります。そのいずれもが、空港公団によって運営されている共用ラウンジになっています。したがって、いずれのラウンジを利用しても、サービスレベルは同水準であるといえます。具体的にチェックいてみましょう。
第1(国際線)ターミナルファーストクラスラウンジ
▲まずは、多くのプライオリティパスホルダーが利用することになるであろう、国際線のラウンジを覗いてみます。その名も「ファーストクラスラウンジ」!その実態は……
▲ラウンジのキャパシティは30名ほど。どことなく、野暮ったい雰囲気が漂いますね。とてもファーストクラス問名前に負けてしまっているのが残念なところです。
▲提供されているフードやドリンクも、ぱっとしませんね。コーメーカー1台に缶ビール、スナック菓子、そしてカップラーメン。これくらいしかありません。国際線のラウンジとしては寂しい……。カップラーメンが食べられるちょっと豪華な待合室と捉えたほうが良さそうです。
第2(国内線)ターミナルファーストクラスラウンジNo.13
▲では国内線のプライオリティパスラウンジはどうでしょうか。まずは第2ターミナルのファーストクラスラウンジNo.13に潜入してみました。
▲No.13は保安検査後すぐのところにあるため、利用者が多めでした。しかし、キャパシティは先程と同様に30名ほどです。ソファに掛けられたレースのカバーが野暮ったい……
▲フード・ドリンクもしょぼいですね……。残念。
第2(国内線)ターミナルファーストクラスラウンジNo.18
▲No.13よりもゲート側にあるNo.18にも立ち寄ってみました。
▲こちらはガランとしていて、利用者は私だけでした。No.13よりも若干広く作られています。
▲フード・ドリンクは、やはり変わり映えしません。空港公団運営なので、飲食に期待をしないほうが良さそうです。
▲スナック菓子に、カップラーメン、ペットボトルのお茶……。ちょっと悲しい……
その他のラウンジは閉まっていました
国内線エリアには、ご紹介したNo.13、No.18の他に、No.16、No.17、No.20の3つのラウンジがプライオリティパスで利用可能です。ただ、いずれもクローズされていました。外から見た限りでは、キャパシティもNo.13やNo.18と同程度だと思われます。
天津国際空港では、小さめでサービスレベルの不満の残るラウンジを各所に配置しています。しかしながら、私の個人的な意見ですが、ラウンジを一箇所に集約しサービスレベルを上げたほうが利用者にとって恩恵があるのではないかと思います。空港公団運営ということもあり、柔軟さに欠けたお役所的なところが気になってしまいました。