イスタンブールの釣りの名所ガラタ橋でマヌケな詐欺師に出会った話

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ここはイスタンブールのガラタ橋。旧市街と新市街を結ぶ、観光名所の橋です。ガラタ橋は、たくさんの地元っ子が無邪気に釣りをしているのでも有名ですね。大柄な大人のトルコ人が、魚釣りに興じてキャッキャしているのはカワイイもんです。

▲それにしても、沢山の人が釣りをしていますね。平日の昼間なのに、こんなに釣りなんかしてていいのかしらん。でも、東京の市ヶ谷の釣り堀も平日でも混んでいますので、釣り付きな人は万国共通なのかもしれません。

▲こちらの方、かなり大量のご様子。今晩のおかずにでもするのかな?

などと冷やかしていたら、明らかに訝しげな恰幅のいい中年男性(おそらくトルコ人ではない)に英語で声をかけられました。

「私、ドバイから来ました。あなたはどこから来たのですか?日本ですか?私、日本の紙幣に興味があります。是非見せてください。」

などとこんなふうな話でした。

一方私は心の中で、「いやいや、あなた、超怪しいですから!紙幣を見せたらずらかるつもりなんでしょう?君子危うきに近づかず。」などとツッコミを入れつつ、適当にあしらってその場を去りました。

その日はそれで終わりだったんです。ところが……

翌日、ガラタ橋を散歩していると、また同じ詐欺師が声をかけてきたんです!今度は、なんと女性を同伴していました。さらに、あたかも外国人旅行者であるかのように、

「ここは何と言うのですか?」

などと頓珍漢な質問を私に投げかけてきました。「いやいや、場所の地名を知りたいのなら、私のような何処からどう見ても観光客な男にではなく、地元っ子に聞けよ」などとマジでツッコミを入れたくなりました(笑)。

おそらくこの詐欺師、手当たり次第に声をかけているのでしょうね。そのため、前日に声をかけた相手をすっかり忘れてしまっていたようです。人を騙すなら、もうちょっと賢くやらないと。アホらし!ガラタ橋ではこんなマヌケな詐欺師が出没するので、皆さんお気をつけ下さい。