ドバイを観光するなら、絶対的に夜をおすすめします。というのも、日中は暑くて観光どころではないからです。街も、日中はあまり賑わってはいませんが、夜になると一気に活気を帯びます。ドバイの人の生活を肌で感じるなら、夜のほうが好都合なのです。
そんな夜のドバイでおすすめなのが、オールド・ドバイのアブラ船の渡し船です。ドバイ・クリークを対岸まで運んでくれるのですが、様々な人が乗り合い、異国情緒たっぷり。かつ、ドバイの水辺の夜景も楽しめて、一石三鳥。ドバイの活気を感じられるスポットなので、是非訪れてみましょう。
▲アブラの渡し船は、ドバイ・クリーク(入り江)で隔てられたオールド・ドバイと呼ばれるドバイの古いエリアの両岸を結んでいます。バール・ドバイとデイラ・オールド・スークを結ぶA1ルートと、ドバイ・オールド・スークとアル・サブハを結ぶA2ルートの2つのルートががあります。
A1ルートは朝6時から深夜12時まで、A2ルートは24時間(夜間はA3ルートとして)運行されていて、庶民の重要な足となっています。
▲料金は、何れも片道たったの1ディルハムで、日本円でおよそ30円です。1ディルハム硬貨にはアラジンの魔法のランプのような水差し(?)がデザインされていて、ユニークですね。
▲1ディルハム硬貨を手に、早速船に乗り込みましょう。これといった決まりはなく、空いているアブラに順に乗り込めばそれでOK。
▲アブラは、男女を問わず、また様々な国・民族の人たちが乗り込んできます。ドバイの庶民の足となっています。一期一会で世間話してみるのも楽しいかも。数分もすればボートは乗客でいっぱいになり、いよいよ出港です。
▲ボートの真ん中では船頭さんが舵を取っています。運転をしつつ、その間に料金が徴収サれますので、ここで1ディルハムを船頭さんに渡しましょう。
▲水面から見る夜のオールドドバイはなかなか乙なものですよ。アル・ファヒディ地区にあるグランドモスクと月の写真が撮れました。
▲夜のドバイ・クリークは、ディナークルーズを行うクルーズ船が行き交っています。古来からアラビア海を縦横無尽に走っていたダウ船を使っているようです。電飾がとても派手でドバイっぽい。
▲こちらのクルーズ船もかなり派手。そんなドバイ・クリークの夜景を楽しみつつ、アブラは5分ほどで対岸の船着場に到着します。あっという間で、もっと乗っていたい感じです。
ちなみに、1時間100ディルハム(約3,000円)でアブラを貸しきることも可能です。随時受け付けていますので、旅の記念にチャーターしてみてはいかがですか?