【要注意】マクタン・セブ国際空港では空港利用料750ペソ(現金のみ)が必要&3時間前には到着したい

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今回のレポートは、フィリピンのビーチリゾート、セブにあるマクタン・セブ国際空港についてです。セブ・パシフィック航空のセブ→成田便で帰国する際、この空港を利用したのですが、正直申しまして、非常に使い勝手が悪い上に利用者目線で考えられておらず、私の使ったことがある空港の中でも最悪のものとなりました。

と、愚痴ることがこのレポートの目的ではありません。私の失敗談を参考に、みなさんはこの最悪な空港をスマートに攻略して、快適なフライトを楽しんでください。

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▲マクタン・セブ国際空港の国際線ターミナルの手続きは、ざっと以下のとおりです。

  1. 保安検査
  2. チェックイン
  3. 空港利用料支払い
  4. 出国審査&保安検査
  5. 搭乗

このうち、2.のチェックインと3.の空港利用料支払いが曲者で、予め情報を仕入れておかないと痛い目を見ることになります。

1. 保安検査

▲マクタン・セブ国際空港は一般的な空港のチェックインの流れとは異なり、最初に1回目の保安検査があります。チケット予約確認表とパスポートをチェックされ、預け入れ荷物を含む全ての手荷物がX線検査機に通されます。チェックインカウンターはこの検査の後にあり、チェックインカウンターエリアへは搭乗者以外の立ち入りが禁止されています。

2. チェックイン

▲保安検査を抜けると、チェックインカウンターがあります。しかし、このチェックインが遅々として進みません。一組にかける時間が長く、効率が悪すぎます。最後尾に並んでから自分のチェックインの番になるまでに40~50分程度かかりました。その間ずっと立ちっぱなしです。(私はセブ・パシフィックのウェブチェックインを済ませていたのですが、それでも列に並ぶように言われました。それならばウェブチェックインの意味が無いでしょう。)

▲長時間待たされた挙句、ようやくチェックイン出来ました。渡されたのは、レシートタイプの感熱式のペラペラの搭乗券でした。

3. 空港利用料の支払い

▲チェクインカウンターで搭乗券を受け取り、今度は別のカウンターに移動します。こちらでは、空港利用料として750ペソを現金で支払います。クレジットカードは受け付けてくれません。

そもそも一般的な空港では、空港利用料はチケット代金と併せて徴収しているため、利用者が空港で自ら払込をするという手間は発生しません。しかしマクタン・セブ空港は例外で、利用当日に利用者が自分で支払いを行う必要があります。

それも、現金のみ!私は、現地通貨は使いきってしまう主義なので、空港ではほとんど持ち合わせがありません。いきなり「750ペソ必要です。カードはダメ」とか言われても、困ってしまいます。仕方がないので、ATMでペソを引き出すことにしましたが、ATMがカウンターの近くには全くありません。一度、一般エリアまで出て、ATMでお金を引き出し、再度1.の保安検査を受け、また空港利用料支払いカウンターに並びました。

チェックインカウンターでかなり時間がかかっていて焦っていたのに、さらにATM探しでも時間を取られたため、ゲートにたどり着いたのが出発時刻ぎりぎりになってしまいました。これには本当に冷や汗をかきました。私のようなペソ無し民も結構いるようでしたので、近くにATMを置いておけばいいのに。気が利かないというか、何と言うか。

▲750ペソを支払って受け取ったのがこちらの領収書です。この領収書の提示がなければ出国審査場には入れませんので、必ず750ペソ払いましょう。

4. 出国審査&保安検査

出国審査と保安検査は、一般的なものでした。ただ、保安検査はすでに1.で行っているので、二度手間ですね。効率が悪すぎます。

5. 搭乗

▲搭乗ゲートに着いたときには、すでに搭乗が始まっていました。いろいろ焦ったもののなんとかセーフ。

▲と安堵したのもつかの間、今度は搭乗方法が非効率でした。前方座席の乗客はボーディングブリッジを使って前方ドアから搭乗するのに、後方座席の乗客は、一度階段でエプロンに下りて機体後方まで歩き、後方ドアからタラップを使って搭乗するようにという案内がありました。これには開いた口がふさがりません……。

搭乗口では前方、後方関係なく一斉にチケットを切っておきながら、ボーディングブリッジの途中で後方座席の客のみをエプロンへと案内していました。これだと、エプロンへ誘導する人員が必要になり、コスト的にも非効率のはずです。前方ドアのみを使って後方座席から順に搭乗させたほうがスムーズだし低コストだと思います。意味不明の搭乗システムですね。

余裕を持って搭乗するために

マクタン・セブ国際空港は、様々な点で非効率的な運用がなされています。通常2時間前には空港に着くようにと言われますが、マクタン・セブ空港の場合は、3時間前に着いても不安になるくらい、様々な手続きに時間を要します。利用される際は、十分にご注意ください。

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