銀杏城との異名を持つ、熊本城を見学してきました。熊本の超人気スポットということもあり、日本人のみならず、大勢の外国人観光客で賑わっていました。確かに見応え充分で、九州に来たらぜひ訪れておきたい場所の一つですね。特にお薦めが、近年復元された本丸御殿。金の襖絵が大変見事ですよ。
市電の熊本城・市役所前を降り、熊本城公園に入ります。大人500円、子供200円です。正面に天守が見えますね。天守を目指して歩いて行きましょう。
熊本城公園はかなり広く、更に天守閣に辿り着くまでに、かなり階段を登らなければなりません。これが結構キツイんです。天守閣はすぐそこに見えるのに、全然たどり着けない……。
しばらく進むと、まるで木のトンネルのような通路を通ります。ここは、本丸御殿の真下。本丸御殿は2008年に復元が完了し、一般に公開されました。建設当時の様子を再現するために、復元には細心の注意が払われ、全て木製で作るという大事業だったようです。立派な柱が何本も並び、巨大な本丸御殿を支えています。
その本丸御殿の内部を見学しましょう。こちらは大台所です。2つの大きな囲炉裏が見えます。
大台所は火を扱うため、煙が簡単に逃れるように天井が吹き抜けになっています。この木組みがなかなか見応えがありませした。
続いて大広間を見学します。なんと60畳もの広さ!ここででんぐり返しとかしてみたいです(笑)。
更にその奥には、昭君之間(しょうくんのま)と呼ばれる部屋があります。ここでは、藩主が家臣たちに対面するために使われました。
金で飾られた襖絵が見事です。描かれているのは、中国の前漢時代に北方の異民族匈奴に嫁いだ美女、王昭君の物語。ここから昭君之間という名前になったのでしょう。
天井も金ピカ!正方形に縁取られた格天井(ごうてんじょう)になっていて、それぞれに草木が描かれています。圧巻!
続いて天守閣に入ってみます。下から見上げる天守閣は、均整がとれていて大変優美ですね。ただ、中に入ると鉄筋コンクリート製に改築されているのがもろ分かりだったので、本丸御殿に比べると見劣りしてしまいます。
こういった木製の模型が展示してありましたが、こちらのほうが見応えがあるような(笑)。それにしても、細部まで良く出来ていますね。
一番の人気は、城内のそこかしこに出没するイケメン武将でした。