香港のプリペイドデータSIMは「ディスカバー香港ツーリストSIMカード」がオススメ！SIMフリースマホに挿せば通話し放題で3G/LTE。施設割引もあるよ！

香港の旅行者にとって最もメリットの有るプリペイドSIMは、「DISCOVER HING KONG Tourist SIM Card」（以下ディスカバーSIM）で間違いないでしょう。このSIMカードは、香港政府観光局お墨付きで、通信キャリアのPCCWが提供しています。料金は69HKD(1,100円弱）からと、非常にお手頃。さらに、各種施設の割引までついてくるのです！香港旅行でこれを使わない手はありませんね。

ディスカバーSIMで提供されているプランは以下のとおりです。最もハイスペックなプランでも、2,000円以下で利用できてしまいます。お得！ナノSIM以外は、コンビニなどで手軽に入手することが可能です。

csl.及びディスカバー香港のサイトを元に作成
*ナノSIMは1010、csl.、PCCW-HKTショップ、九龍ビジターセンターにてのみ販売

ディスカバーSIMは空港のセブンイレブンで購入できると様々なサイトに書いてあったので、到着後すぐに購入する気まんまんで空港に降り立ったのですが、空港のセブンイレブンに行ってみると、扱っていないとのこと（在庫がないのか、取り扱い自体していないのかは不明）。空港のインフォメーションデスクでディスカバーSIMを購入できる場所を尋ねてみても、「空港では買えないのでしないで購入してください」という答えでした。

そこで、仕方がないのでエアポートエクスプレスで市内に出て、旺角周辺のセブンイレブンを数軒巡ってみたのですが、何れも「ここにはない」という返事が返ってきました。これでは埒が明かないので、ホテル近くの”VanGO”というコンビニにも寄ってみました。

レジの人に取り扱いの有無を尋ねると、引き出しからさっと取り出して売ってくれ、あっさりとゲットできてしまいました。今までの苦労は何だったのか……。これなら、はじめからここに来ればよかった……。

さて、今回購入したのは69HKD（1,100円弱）のSIMです。5日間、1.5GB、3G回線のプランですね。短期間の滞在ですし、どうせ1GBも使う予定はないので、これで十分です。

開封してみると、端末購入で100HKDオフのクーポーンが同封されていました。今回はこのクーポンは使うことはありませんね。SIMカードは、標準サイズとマイクロに対応しています。ナノSIMは特定のお店でしか取り扱いがなく、コンビニでは購入できないのでご注意ください（表の補足参照）。

さて、早速使ってみましょう！説明によれば、単にSIMスロットにSIMを挿しこむだけで使えるようになるのだとか。ほんまかいな、と疑いつつエクスペリアにSIMを挿しこんでみたところ、やはりダメでした。ブラウザに何も表示されません。

「通信事業者」を確認してみると、PCCW-HKTが自動で選択され、アンテナピクトも4本立っているので、電波自体は認識しているようです。やはり何らかの設定が必要なのでしょうね。

そこでまず、アカウントの状態を調べてみました。台紙に掲載してあったAccount balanceの電話番号に電話を賭けてみました。「##122#」とプッシュし、ダイヤルしてみます。

するとしばらくして、SMSにてアクティベーション完了のメッセージが届きました。しかし、それでも一向にブラウザには何も表示されません。

そこで今度はアクセスポイントを強制的に追加しました。「設定」→「その他の設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」と進み、「＋」ボタンをタップして、上手のようにAPNに「PCCW」と入力し後はそのままで保存しました。すると見事にデータ通信が始まりました！よかった～！成功です！

さて、データ通信の速度を測定してみました。3G回線なのでそこまで期待はしていなかったのですが、下りは3Mbpsほどでした。これだけ速度が出ていれば、ホームページ閲覧やメッセージはもちろん、動画もなんとか見られるレベルです。十分すぎます！

ディスカバーSIMをおすすめするもう一つの理由がこれ、香港の主要観光施設の料金が割引されるんです！割引の対象となっているのは、例えばビッグバスツアーやマダム・タッソー館、sky100香港展望台、ゴンピン360ロープウェイなど。これ、お得過ぎます！

今回はゴンピン360で割引を受けてみました。チケット購入の際に、ディスカバーSIMのパッケージとSIMの台紙を提示すれば、なんと10％オフになります。通常165HKDのところ、その1割16.5HKDがディスカウントされているのがわかりますよね。これで、およそ260円浮きました（笑）。