カンボジアの格安プリペイドSIMカードはこれ！シムフリースマホで使ってみた@シェムリアップ国際空港（各社料金プラン表あり）

シェムリアップ国際空港の出口には、カンボジアで展開する通信キャリア5社がブースを構えています。呼び込みの勢いが凄まじいので、かなり圧倒されます。ついつい、威勢のいいブースに引っ張られがちになってしまいますが、冷静に各社のプランを吟味し、自分の旅行計画にあったプランを契約するようにしましょう。

今回、私が利用したのはBeelineというキャリアのデータ通信専用のプランで、2GBの通信が2USDという格安のものでした。カンボジアに滞在するのは4日間でしたし、滞在中はそれほどデータ通信しませんので、これで十分なのです。ちなみに、他のプランもざっと表にしておきます。

データ通信専用

データ通信＋無料通話

2ドルで購入したのが、こちらのマイクロSIMカード。中国人に間違えられたのか、なぜか中国語のリーフレットも付いてきました（笑）。これをSIMフリーのスマートフォンで運用します。スマートフォンの設定は、スタッフにお願いしましょう。というか、設定は半強制的にキャリアのスタッフが行います。なにやらよくわからない番号を入力したりしていたので、素人には設定は無理だと思います。

無事設定も完了したので、実際に速度を測ってみました。アンテナマークのところに”E”と表示されています。これはEDGEという通信規格で、3Gよりもワンランク下。最速でも217.6Kbits/sというシロモノです。実測値も180Kbits/sとなっていますし、体感的には遅いですね。ホームページを表示するのに2～3秒かかる感じです。カンボジアではまだまだスマートフォンは普及しておらず、現地の人はテキストメッセージのやりとりがメインなので、これのスピードでも今のところ十分なのかもしれません。

ただ、この遅さでも旅行中では問題なく使えました。緑マークのメッセージアプリでのメッセージのやりとりは瞬時に行えましたし、画像も2秒ほどで送信完了。地図アプリの表示も特に不便は感じません。大量のデータをやりとりしない限り、このスピードでも十分でした。

さて、Beeline以外のキャリアのプランについてもご紹介します。

一番混み合っていたのが、こちらのmetfoneのカウンターでした。3G回線で、データ使用量に制限はありません。使用日数による料金体系になっていました。データ使用量無制限とは言っても、回線速度が遅いので必然的に使用量は抑えられてしまうのですが…。

この他に、3USD分の海外通話と2GBのデータ通信がセットになったパッケージが5USDで売られていました。なかなか良心的です。

呼び込みの勢いが最も激しかったのが、こちらのSmartのカウンターです。カンボジアで4G/LTEを提供する唯一のキャリアのようです。高速通信を必要とする方は、Smart一択でしょうね。

データ通信専用（30日間有効）

無料通話＋データ通信

お次は、qbというキャリアです。こちらも呼び込みがかなり熱心でした。料金表を掲げて、猛アピールしてきます。

データ通信専用（使用量無制限）

データ通信＋無料通話

最も静かだったのがこちらのブース、Cellcardです。このブースだけ男性スタッフがのんびりと構えていました（笑）。料金表は以下のとおり。

データ通信＋無料通話

以上、様々なプランがあって、迷ってしまいますね。現地で、最適なプランをぱっと見つけ出すのはなかなか困難だと思いますので、この記事をお役立てください。（この情報は2014年12月現在のものです。プランが変更されていることもありえますので、必ず購入の前にご自身でご確認ください。）