一人の男によって建てられたゴテゴテ寺。極彩色が映える「西の東照宮」生口島瀬戸田の耕三寺

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しまなみ海道で必ず訪れておきたいのが、生口島瀬戸田にある浄土真宗本願寺派の耕三寺です。ご覧のとおり、極彩色に彩られた絢爛豪華な建築で有名で、その精緻さと贅の限りを尽くした装飾は、「西の東照宮」とも喩えられています。

とは言っても、開山はかなり1936年とかなり新しく、実業家の金本耕三によって建立されました。彼は、幼少期を過ごし、かつ母親の実家のあった生口島に、母を弔うべくこの寺を建てたのだそうです。個人でこんなにも豪華絢爛な寺を建ててしまうとは、なんともスケールが大きいですね。

正面の山門から中に入ってみます。白地に赤の鮮やかな装飾が見るものを圧倒します。

中に入ると巨大な中門が現れます。これも豪華なのですが、まだ序の口。

受付で入館料を支払いましょう。通常大人1,200円ですが、日本自動車連盟(JAF)の会員証の提示で、1,000円に割引されます。JAFのメンバーだと、こういった割引が他の様々な施設でも受けられますので、入っていて損はないですね。その他、DISCOVER WEST パスポート、エルフル、RELO CLUB、ジョルダンパスポート等でも割引が受けられます。

更に進むと礼拝堂があり、その左側が入場口になっています。

礼拝堂の裏手には、立派な五重塔がそびえます。

さらに石段を上がると孝養門が現れます。細かな装飾が圧倒的です。

そしてこちらが本堂です。ここまで装飾を凝らした仏教建築は、日本ではなかなかありませんよね。「西の東照宮」と讃えらるのもうなずけます。というか、東照宮を参考にして建てられたのだとか。過剰装飾さはそこから来ているのですね。

しまなみ海道のサイクリングの際は、必ず訪れてくださいね。

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