ブリティッシュ・エアウェイズが、A350に搭載する次世代ビジネスクラスシートについて試行錯誤しているようです。この度、そのプロトタイプがリークされました。それがこちら↓
ムムッ!これはどういうこと?従来の、シートが変形・リクライニングして、フルフラットベッドになるタイプものとは明らかに一線を画しています。何か凄く新しい感じ!一体どのようにして使うのでしょうか。
その使用例がこちら。もはやシートではなく、一人用のカウチソファに近いといったほうがよいでしょうか。
↑こちらがノーマルポジション。離着陸時はこの姿勢になるのでしょう。通路側に背を向ける格好になります。
そしてこちらがカウチソファポジション。今度は正面が通路に向くようになります。パーソナルモニターは自分の好きな位置に持ってくることが出来るようです。背もたれとディバイダーが一体化して、繭のように人を包み込んでいます。結構快適そうですね。
そして、枕とブランケットを準備すれば、フルフラットベッドの出来上がりです。シートがベッドに変形するのではなく、最初から座面がベッドのように作られているので、違和感なく熟睡することが出来そうです。
シート配列は上図のようになります。これを見ると、ヴァージンアトランティックやニュージーランド航空が導入しているヘリンボーンシートの配列から着想を得たことは明らかですが、出来上がったシートは全く別物になっていますね。シート/フルフラットベッドという概念を飛び越え、よりニュートラルなソファへと進化を遂げたということが出来るでしょうか。
まだプロトタイプの段階ですので、このデザインがそのまま実用化されるかはわかりませんが、もし実用化されれば、是非とも利用してみたいと思います。
British Airways’ Airbus A350 Club World business class prototype »