エアアジアがスカイマークの支援を検討中?!日本経済新聞伝えるも、トニー・フェルナンデスは否定

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本日の日本経済新聞が、エアアジアがスカイマークの経営支援を検討中であると伝えています。スカイマークの持つ羽田発着枠が魅力的なのだとか。


変化球が飛んできましたね。エアアジアがそう来たか、と。エアアジアのトニー・フェルナンデスCEOが仕組んだのか、楽天の三木谷社長が入れ知恵したのか、どちらもありそうなことではありますが、スカイマークとエアアジアと提携・統合となれば、ANAやJALにとってはかなり驚異になることは間違いなさそうです。

新エアアジア・ジャパンは中部国際空港を拠点に、日本の主要都市に来年の夏の就航を予定しています。これに、スカイマークの持つ羽田発着枠が加われば、かなりの路線網を構築できることになります。

さらに、羽田からはエアアジアXが既にクアラルンプールに飛んでいますので、日本各地→羽田→クアラルンプール→東南アジア各地というルートがエアアジアによって低価格で提供されることになるでしょうね。利用者にとっては朗報であることは間違いありません。

一方で、日本人にも人気のあるバリやプーケットなどへの旅行者が相当数エアアジアに流れてしまえば、既存日系エアラインの国内線利用者が食われることにもつながり、特にANAやJALにとっては決して無視できない状況でしょうね。スカイマークとエアアジアの提携に対しては、ANAとJALの猛反発が予想されます。

とはいっても、ANAやJALはスカイマークに対しても相当意地悪なことをして出る杭を打ってきた過去がありますので、何を今更という感ありますが。国内の基幹路線を外資にとられてしまっていいのかという問題はあるものの、今までの行政・業界の長期視点を欠いたマネジメントの結果がこれですので、行政・業界が恣意的に横やりを出すのもいかがなものかなとも思います。

さて、これに対して当のトニー・フェルナンデスCEOはツイッターで次のようなツイートをしています。

スカイマークには全く興味がなく、馬鹿げたことで、新エアアジア・ジャパンに注力しているとのことです。日経の飛ばし記事の可能性もありますが、トニーはトニーで、新エアアジア・ジャパンについてそのパートナーを尋ねられたとき、「三木谷は友達ではあるがビジネスパートナーとしては見ていない」という趣旨の発言をしてはぐらかしたものの、結局は三木谷楽天から出資を得たという前科がありますので、このツイートをうのみにすることも出来ません。とにかく、何か日本の航空業界をアッと言わせるようなびっくりするようなことが起こりそうな気もします。

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