タイ国際航空のビジネスクラスに導入されている、SOGERMAのSolstysシートを初体験してきました。このビジネスクラスシートは、2-4-2(1-2-1の交互配置)のスタッガードで、全席フルフラットかつ全席直接通路アクセス可というすぐれものシートです。タイ国際航空のほかにも、エティハド航空やアリタリア航空、アシアナ航空など有名所がこぞって導入しており、現在ビジネスクラスの主流となりつつあります。
今回は、シンガポールからバンコクという短時間のフライトでの利用でしたが、その快適性は存分に楽しめました。そのフライトの様子をレポートします。
今回は、シンガポール12:25発、バンコク13:45着という2時間半弱の短時間フライトでした。そのため当初は、B777-300という、ビジネスクラスの配置が2-3-2の残念な機材での運航が予定されていましたが、機材変更によりB777-300ERの最新キャビン機がアサインされました。たった2時間程度のフライトに、長距離用機材を使うのはもったいない気がしますが、搭乗者としてはとてもラッキーでした。
このシート配列、かなり独特です。。全席が直接の通路アクセスが可能で、サイドテーブル付き、さらにはフルフラットで適度なプライベート感もあるという、かなり考えられたシートなのです。
こちらが通路側のシート。なかなか快適そうですね。
私が利用したのは、左側の窓側のシートでした。ちょうど顔の高さのところにはパーティションがあり、他の利用客の視線も気になりません。
足元のスペースもご覧のとおり。かなり余裕があります。オットマンの下にはシューズボックスとして使うことも可能です。
肘掛けの周辺には、コントロール関係が集められています。肘掛けの下には収納スペースもあります。
サイドテーブル側には、マガジンラックやカクテルテーブル、読書灯が設けられています。
斜め前にはメインテーブルが据え付けられています。また、コートフックも用意されています。
ノイズキャンセリングヘッドフォン。
そして、機内誌や機内販売カタログなど。
離陸後しばらくして、ランチがサーブされました。短時間のフライトのため、フルコースでなかったのが残念でしたが、このチキンの味付けはなかなか美味でした。
食後、シートをフルフラットにして仮眠しました。
ただ、フルフラット時の足元はやや窮屈ですね。私は身長が171cmなのですが、つま先が着いてしまうくらいオットマンには余裕がありせん。180cmを超える人ならば、足がついてしまうと思います。
ラバトリーはとてもきれいでした。流石はビジネスクラス。手入れが行き届いている感じがします。
ラバトリーの床面は木目調になっており、ゴージャスさもありますね。
こちらは中央のペアシート。カップルなどに人気の席です。
この2席は、周りの席からは隔てられている印象があり、かなりのエクスクルーシブ感があります。二人の時間を過ごすのには調度よいかもしれません。