国際線が就航する北京首都国際空港の第3ターミナルは、超巨大です。日本の空港を使う時とおなじ感覚で利用すると、想定していたよりも移動に時間がかかったりして慌てることになりますので、早め早めの行動が肝心です。
日本からの旅行客が利用することが多い北京首都国際空港の第3ターミナルは、総面積が98万平方メートル、南北に3kmにおよぶ超巨大建造物です。設計は、香港国際空港などを手がけたノーマン・フォスターで、北京オリンピックにあわせて供用が開始されました。
チェックインフロアも広すぎます。天井を支える巨大な柱が林立し、圧巻ですね。このフロアは、東西におよそ500m強に亘っています。
おそらく、自分の利用する航空会社のチェックインカウンターを見つけ出すだけで疲れてしまいましす。それくらい広いです。
なんとか自分の乗る東京行きの便のチェックインカウンターを見つけました。ここまでおよそ15分。
第3ターミナルはC棟、D棟、E棟の三つに分かれており、国際線はチェックインフロアから最も離れたE棟を利用します。案内板には、E棟のゲートまで、30~47分と書かれています。エッ、マジ?
チェックインフロア奥の、ターミナル間連絡鉄道を利用してE棟を目指します。プラットホームに入る際には、搭乗券の確認が行われます。
搭乗券が確認され、中へ入ることが許されると、エスカレーターを降りてプラットホームへ向かいます。
こちらがそのプラットホームです。ムダに広い(笑)。
早速、ターミナル間連絡鉄道に乗り込みます。この車両は自動運転で、頻繁に行き来しています。途中D棟駅で停車しますが、国際線利用者はここでは降りずに、次のE棟まで乗車します。
およそ10分弱の乗車で、ようやくE棟の駅が見えてきました。
E棟駅で下車し、ここで保安検査と出国審査が行われます。この2つのプロセスにかなり時間がかかります(今回は30分弱)ので、十分注意してください。
E棟の搭乗エリアも超巨大。免税店なども立ち並んでいます。
こういった、中国庭園風のエリアも用意されています。いかにも、広すぎるスペースを持て余している感じがします。
一番端の搭乗口ですと、イミグレーションから500m以上歩く必要があります。かなりの距離の移動で、時間ギリギリだと焦ると思います。
さて、一番端まで歩いてきました。隣のD棟が見えますが、PM2.5のせいでぼやけてしまっています。撮影場所からD棟までは、250mしか離れていないのにこの有り様。北京の大気汚染は酷すぎます。
管制塔もぼんやりしています。これ、朝の9時ですよ。この状態で空港管制が出来てしまうのが不思議なくらいです。
ターミナルからは、タキシングする飛行機はかろうじて見えますが、その奥に何があるのかは全くわかりません。怖いですね。
さて、東京行きの搭乗時間になりました。早速搭乗しましょう。
北京首都国際空港第3ターミナルは、早めのチェックイン、早めの移動が吉です。ターミナル内の移動に時間がかかりすぎますので、十分注意してください。