2013年、注目を浴びた空港いろいろ

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大晦日、いかがお過ごしですか?2013年最後の記事となりますが、今回は、書こう書こうと思いながらも億劫でなかなか書けなかったテーマの記事を備忘録的にダダダッと載せていきます。そのテーマとは、ズバリ空港。

深セン宝安国際空港新ターミナル、供用開始

中国の深セン国際空港の新ターミナルが、11月28日にオーブンしました。この近未来的な建築は、イタリアのマッシミリアーノ・フクサスの手によるもので、エイをイメージして作られたとのことです。ぜひ一度利用してみたいですね。

http://travel.cnn.com/most-futuristic-airport-terminal-china-763891

ベルリン・ブランデンブルク国際空港、資金難で開港目処が立たず

ベルリンのシェーネフェルト国際空港を引き継ぐ形で建設中の、ブランデンブルク国際空港ですが、建設費用がかさみにかさみ、開港の目処が立っていないようです。建物自体は大体完成しているのに、もったいない話です。是非一度はどんな空港なのか、利用してみたいのですが。

http://www.airliners.de/fuenf-milliarden-moeglich-flughafen-ber-wird-immer-teurer/30617

シンガポール・チャンギ国際空港、第4ターミナル建設を竹中工務店が受注

チャンギ国際空港が、また新たにターミナル4を建設する予定です。この新ターミナルの規模は、現存するターミナル1~3を併せたものに匹敵するということで、チャンギがますます発展することになりそうです。日本の竹中工務店が受注し、2017年に完成する予定です。

http://www.channelnewsasia.com/news/business/takenaka-corporation-wins/934372.html

http://www.airport-technology.com/projects/-terminal-4-changi-international-airport-singapore/

http://www.changiairport.com/at-changi/our-terminals/terminal-4

ソウル・インチョン国際空港、第2ターミナル着工

韓国の仁川国際空港も大規模な拡張工事を進めています。第3期拡張工事として、現在のターミナルの北側に新たに第2ターミナルを建設する予定で、なかなかに奇抜なデザインとなっています。このターミナルが完成すると、日本(特に成田)にとってはかなりの脅威になるのではないでしょうか。

http://www.airport-technology.com/projects/-incheon-international-airport-terminal-seoul/

ロンドン・ブリタニア空港のプランが公開

ロンドンのテムズ河口に建設されるという、ロンドン・ブリタニア空港の全貌が明らかになりました。この空港は、クルーズ船が停泊できる港湾機能も備えることになり、もはや空港というよりも総合交通ターミナルといった施設になりそうです。

http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-24895965

http://testrad.co.uk/london-britannia-airport-2/london-britannia-airport/

主要国際線が徐々に成田から羽田へシフト

By rapidliner

2014年春から、羽田空港の午前6時から午後11時の国際線の発着枠が増えるのに伴い、ヨーロッパの主要路線が成田から羽田へシフトする傾向がでてきています。

例えばルフトハンザは、ミュンヘン線を成田から羽田に移し替え、さらに羽田/フランクフルトの直行便も新規に開設します。一方、成田/フランクフルトは直行便から関西空港経由にします。これにより、成田からドイツへの便は関空経由のフランクフルト行きのみというお寒い状況になります。ルフトハンザは、今年の秋より成田/フランクフルトをA380からB747-400にサイズダウンしていますが、これは来年春からの脱成田を見据えた動きだったのでしょうか。

エールフランスは、羽田/パリ就航に伴い、成田/パリに毎日就航させているA380を週7便から週4便にし、他の日はB777-300ERで運航することを予告しています。また、成田/パリには昼と夜、毎日2便飛んでいるのですが、これを1便に減らす可能性も示唆しています。

このように羽田の国際化の進展に伴い、羽田の成田の住み分け(特に成田線のサイズダウン・運休)がますます進んでいくように思われます。近隣諸国の国際空港はますますハブ機能を充実させて行っているのに対し、日本の空港はもはやそれに太刀打ちできるような状態ではありません。危機感を持たないと、ヤバイのではないかと危惧しています。