ザルツブルクの見所は、旧市街だけではありません。郊外にも是非訪れてみたい名所があります。その一つが、仕掛け噴水で有名なヘルブルン宮殿です。
ヘルブルン宮殿はザルツブルクの旧市街からバス（25番のバスが便利です）で20分ほどの、緑あふれる郊外にあります。
この宮殿の見所は、なんといっても仕掛け噴水。英語とドイツ語による30分程度のガイドツアーに参加した場合のみ見学することができます。ガイドツアーは40～50分おきに開催されていますが、ホームページ等で開始時間を確認することはできませんので、当日は時間に余裕を持って訪れたほうがよさそうです。
入場門近くのチケットセンターでガイドツアーの申し込みをします。チケットの裏面に、ガイドツアーの開始時刻が印刷されていますので、その時間までに集合場所に集まります。
ガイドツアーが始まると、池のそばのパーティーテーブルに案内されます。このなんとも怪しげなテーブル、客人の椅子の下に細工がしてあり、座っている人のおしりに活きよいよく水がかかる仕掛けになっています。
噴水が実演されるやいなや、見学客は皆ワーキャーの大騒ぎ。見知らぬ人同士のツアーが一気に和やかな雰囲気になります。
続いて、人工鍾乳洞のような部屋に案内されます。ここでも、至る所で不意をついてピュッピュッと水が飛んできます。ここの主は、人を驚かせるのが相当好きだったようですね。
こんな噴水も。人を小馬鹿にしています（笑）。
庭園には、至る所に小さな噴水があり、様々動物たちが水を吹いています。こちらはカメ。可愛いですね。
圧巻なのがこの仕掛け。何百もの人形が、水だけの動力で動きます。どれもこれもが精巧にできていて驚かされるばかり。
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| IMG_9136 By BjørnS |
メインディッシュが、“浮く王冠”です。噴水の水圧で、王冠が空中に浮くのです。これには一同驚嘆のため息。実にうまくできているものです。
見どころを動画にまとめました。
夏などは容赦なく水をかけられますので、濡れても構わない服装で行くといいですよ。
宮殿内はミュージアムになっています。ツアー開始まで時間がある場合は、こちらを先に見てし舞うといいでしょう。通常の博物館とは異なり、一風変わったものが展示されています。これは？？？ワニでしょうか…
陶器の軍隊。遊び心たっぷりですね。
室内装飾は見事です。決して趣味がいいとはいえませんが（笑）。
ヘルブルン宮殿（Schloss Hellbrunn）
大人：10.50EUR 大学生：7.00EUR 小人（4～18歳）：5.00EUR
（ザルツブルクカード提示で無料）
【アクセス】
ザルツブルク中央駅または旧市街からは25番のバスが便利 フュルステンヴェーク（Fürstenweg）停留所下車
公共交通機関でのアクセスに不安のある方には、現地オプショナルツアーをおすすめします。ツアーバスで回れるうえ、日本語ガイドが付くツアーもあるため、安心して観光できます。