必見、兵馬俑と秦始皇帝陵!西安駅からの游5(306)路バスでの行き方・アクセス方法

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中国・西安郊外には、誰もが歴史の教科書で習ったことのある超有名な世界遺産があります。そう、秦の始皇帝が作った「兵馬俑」です。

兵馬俑とは秦の始皇帝が自分の墓の副葬品として作らせた陶製の像で、その存在は近年まで知られていませんでした。しかし、1974年、近くの農民が井戸を掘っている際に偶然に掘り当てたことから、その存在が明るみになりました。

今回は、その兵馬俑の凄さと、アクセス方法をご紹介します。

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西安駅から游5路バスに乗ろう

▲西安から兵馬俑までは、最終目的地が兵馬俑になっている「游5(306)路」のバスが便利です。このバスは、西安駅正面に向かって右側のバスターミナルから出ており、「游5(306)」を示す大きなサインが掲げられていますし、ここだけ行列ができているので、すぐに乗り場が分かると思います。

▲バスは頻繁に出ています。決まったタイムテーブルはない様子で、満席になり次第出発しているようでした。スタッフの人がバスを振り分けてくれるので、それに従い乗車します。

▲バスに乗り込むと、車掌さんが兵馬俑のパンフレットの販売を始めました。ただ、中国語オンリーだったため、何を言っているのかは分からず……

▲続いて、車掌さんが各席を廻って料金を徴収していきます。西安駅から兵馬俑までは7元でした。ちなみに游5(306)路バスは普通の路線バスなので地元の人も乗車しており、途中何箇所かバス停に停車しました。特に、「華精池」(唐代の庭園)では半分くらいの人が降りましたが、それにつられて降りてしまわないようにしましょう。

▲バスに揺られること1時間ほどで、兵馬俑のバスターミナルに到着しました。飲食店や土産物屋が軒を連ねており、バスを降りるなりいきなりお店の客引きが始まりますので、圧倒されませんよう。

チケットは120元で兵馬俑と秦始皇帝陵共通

▲バスターミナルから500mほど歩いて、やっとチケット売り場にたどり着きます。チケット売り場は移転&リニューアルされていて、かなり大きく近代的になっていました。チケット売り場周辺では、有料のガイドさんと思しき人数名から中国語で声をかけられました。雇ってみてガイドを受けるのも一興かもしれません。ちなみに私は中国語ができないのでスルーしましたが。

▲チケットを購入します。120元です。これで、兵馬俑とその博物館、さらに秦始皇帝の陵墓を見学することができます。

▲チケット売り場のわきには巨大なゲートがあります。こちらでチケットを提示して中にはいりましょう。

兵馬俑、やはりスゴい!

▲ゲートからさらに700m歩いてやっと兵馬俑本体にたどり着きました。歩く歩く(笑)。中国の施設は無駄に歩かせる物が多く、運動不足な人にとってはきついですね。

▲兵馬俑博物館は、一号坑、二号坑、三号坑、さらにそれらから出土したものを展示した陳列庁からなっています。絶対に見ておきたいのが一号坑で、これを見てしまうと他の施設は大したことはありません。

▲じゃじゃ~ん!こちらが一号坑。幅62m、奥行き230mの巨大な発掘坑です。地中から掘り出されたおびただしい数の陶製の像が整然と並んでいます。夜になったら動き出しそうで怖いです(笑)。

▲この傭兵像は等身大の大きさで、一つとして同じものはありません。それぞれが個性的な表情をしていて、今にも動き出しそうな迫力です。なんとも生々しいですね。

▲物見台にいる人と比べると、兵馬俑のスケールの凄さを実感することができると思います。これだけのものを作るのに、どれだけの労力を要したのか、驚嘆せずに入られません。

▲二号坑や文物陳列庁では、出土した兵馬俑が展示されており、間近で見学することができます。人間は等身大ですが、馬はやや小さめですね。秦代に使われていた馬って小さい種類だったのかしらん。

▲実に見事な作りですね。表情も生き生きとしていて、今にでも動き出しそうです。こりゃスゴいわ。

秦始皇帝陵にもいってみよう!

▲兵馬俑を見学し終えたら、隣りにある秦の始皇帝のお墓「秦始皇帝陵」にも行ってみましょう。隣と言っても直線距離で2kmも離れていので、シャトルバスの利用をお勧めします。このシャトルバスは、兵馬俑と秦始皇帝陵を10分程度で結んでおり、無料で利用することができます。

▲秦始皇帝陵のゲートです。兵馬俑と同様、ゲートから秦始皇帝陵の本体までは700m程度歩きます。いい運動になるわ~

▲歩いてやっとたどり着いた秦始皇帝陵がこちら。奥のこんもりとした丘は人の手によって作られたもので、その下に様々な財宝とともに秦の始皇帝が眠っているとのことでした。ただ、この陵墓は今後も発掘される予定はないとのことです。

兵馬俑のインパクトに比べると、秦始皇帝陵はどうしてもガッカリスポットになってしまいます。「沢山歩いた割にはこれだけ?」というのが正直な感想です。陵墓の周囲には、細々とした発掘坑の施設が開放されていますが、やはりいまいちでした。

西安からの兵馬俑観光には、半日以上かかります。ただ、飲食店やトイレは整備されていますので、気軽に訪れることができます。ぜひ皆さんも、絶大な権力を振るった二千年以上前の皇帝に思いを馳せてみてくださいね。

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