先日、バニラエアが就航しより身近になったベトナム南部の都市ホーチミンシティ。その玄関口となっているのがタンソンニャット国際空港です。しかし、「ホーチミンの空港って深夜に到着しても大丈夫?」と不安に思う方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、この不安を払拭すべく、タンソンニャット国際空港に深夜に到着した場合の、空港でできることやバスやタクシーなどの市内への移動手段についてまとめてみました。これを押さえておけば、深夜のタンソンニャット国際空港も怖いことなしです!
バニラエアでタンソンニャット国際空港に到着!空港は適度な大きさなので移動もスムーズです。イミグレーションでは、帰国便の予約の有無やそれを証明するもの(Eチケットの写しなど)の提示が必ず求められますので、手元に用意しておきましょう。
▲バゲージクレームを出ると、深夜1時過ぎにもかかわらず、到着ロビーでは両替や現地SIMディーラーが営業をしていました。ありがたいことです。両替カウンターもSIM販売のブースもそれぞれ数ヶ所ずつありますが、早めに手続きを行ったほうが並ばずに済みます。また、国際クレジットカードによるキャッシングに対応したATMも、シティバンクやベトナムの現地銀行のものなど、数種類設置されていました。こちらを使ってベトナムドンを手に入れるのも賢い方法ですね。
3GのSIMカードを購入!
▲さて、今回はこちらの3GのSIMを購入しました。ベトナムでは未だLTE・4Gのサービスは展開されていないようです。
▲料金表です。下の表の150,000VNDで3.5GBのデータ通信のみのSIMカードにしました。150,000VNDというと、非常に高額のように感じられますが、日本円に換算すると約680円です。たったこれだけで3.5GBもデータ通信ができるってすごくないですか?ちなみに1ヶ月有効だとのことでした。スタッフのお姉さんにスマホを手渡し、セットアップ作業をしてもらいました。
市内へは49番バスが便利!
▲空港の建物から出て車寄せに進むと、深夜にも関わらず大勢の人がいました。ちょっと歩いただけで、「タクシー!タクシー!」と声をかけられます。しかし、こういったタクシーの呼び込みではボッタクリなどのトラブルにあう危険性が高くなるので、適当にあしらうのが賢明です。
▲さて、人だかりを抜け、正面のバス停に向かいます。夜の到着でも頼りになるのが、この49番のシャトルバスです。朝の5時30分から深夜1時まで運行されており、タンソンニャット国際空港と市内を約30分間隔で循環しています。お値段は1階の乗車に付き40,000VND(約180円)と破格の安さです。
▲こちらがその巡回ルートの詳細な地図です。クリックすると拡大できます。 |
▲主要な停留所がこちら。市内の主要なホテルなどを網羅しており、うまく利用すれば大変楽に市内まで移動できます。
▲こちらがその49番のバスです。車体が鮮やかな黄色に塗られているので、町中を走っていても直ぐに目に飛び込んできます。
▲車内は、日本のマイクロバスですね。決して乗り心地は良くなく、運転もかなり雑なので、その点はご注意ください。
と、ここまで49番シャトルバスをおすすめしてきましたが、問題がないわけでもありません。まず、運転手は全くと言っていいほど英語が通じません。簡単な単語すら無理です。ですので、身振り手振りや、降りるところのメモなどを使ってやり取りするしかありません。
さらに、循環ルートを勝手にショートカットしていると思われるところがありました。6番停留所のシェラトンから7番停留所のマジェスティックホテルまでは、地図ではぐるっと遠回りすることになっているのですが、実際には遠回りせずに近道をしていました。これでは、省かれたルート近くのホテルに泊まる人にとっては、全く使えないバスになってしまいますよねぇ。
タクシーは国内線ターミナルからの利用が吉!
49番シャトルバスは深夜1時で営業が終わってしまうため、バニラエア(ホーチミン着0:30)で到着した場合はおそらくこのバスに間に合わないと思います。そこで、最後の頼みの綱がタクシーです。
▲先程も触れたように、国際線ターミナルを出ると、怪しげなタクシーの呼び込みに出くわします。それを適当にあしらい、右方向にある国内線ターミナルまで歩きましょう。
▲国内線ターミナルには、正式なタクシースタンドが用意されていて、ベトナムの2大優良タクシー会社であるビナサンタクシーとマイリンタクシーが列を作っています。こちらでは怪しげな呼び込みもなく、タクシーが整然と並んでいて、サクッと乗れてしまいます。ドライバーもまともで、交渉などすることもなくメーターを動かしてくれるので、ストレスフリーです。