「オーデコロン」、訳すと「ケルンの水」。そう、オーデコロンとはケルンで作られた香水のことを指します。ケルンで作られた香水がナポレオン軍によってフランスにもたらされ、一気にフランス中に広まったのでフランス語で”Eau de Cologne”と呼ばれるようになったのだとか。
その当時から200年以上に渡り秘伝の製法を守り続けてきたのが、オーデコロンの元祖「4711」です。4711の本店兼工場はケルンの中心部にあり、駅から歩いても10分ほど。お土産にもちょうど良いので、本店を訪れてみました。
▲こちらが4711本店です。近代的なビルに挟まれ、ここだけ古風な雰囲気の建物が建っています。
▲店内は、香水瓶がズラッとディスプレイされており、圧巻です。
▲4711という番号は、ケルンがナポレオン軍によって占領された際、混乱を防ぐために軍によって市内の建物全てに番号を振られたのですが、その時にこの香水工場に割りあてられた番号が4711だったことに由来しているそうです。なにか深い意味があるのかとおもいきや、そんな単純な由来だったのですね。
壁には、ナポレオン軍が4711という番号を建物に記している場面を描いた巨大なタペストリーが飾られていました。
▲4711の香水は、柑橘系の爽やかでフレッシュな香りが特徴です。レモン、オレンジなど、数種類のバリエーションが有り、一つ一つに個性があって飽きません。
▲価格も、小瓶のものですと1つ10ユーロ以下で購入でき、バラマキ土産としても使えます。ただ、バラマキ土産にしてしまうのは勿体無いくらい素敵な香りなのですが。
▲4711のオリジナルグッズも販売されています。スカーフやアクセサリー、ペン、ネクタイなどがありました。香水が苦手という方には、こういった小物のほうが喜ばれるかもしれません。
⇒4711
ケルン中央駅からは徒歩10分ほど。