東南アジア有数のビーチリゾートとして、最近注目を浴びているベトナム中部の都市ダナン。その代表的なビーチのひとつ、ミーケービーチは遠浅の砂浜が延々と数キロメートルに渡って続いていて、ビーチライフを楽しむ観光客に人気があります。
しかし、実はミーケービーチは朝が一番面白いんです。日中にダラっとビーチで過ごすだけでは勿体無い!今回は、その朝の様子をご紹介します。
ダナンのビーチは真東に向いているため、ビーチからは綺麗な朝日を拝むことができます。水平線から登る朝日を見に、まだ暗いうちにミーケービーチに向かいました。
▲すると、こんな早朝にもかかわらず、人が集まって体操をしているでは貼りませんか!まだ朝5時前ですよ!ダナンの人は、朝が早いですねぇ。
▲ビーチは既に地元の人で混み合っていました。数百人はいるでしょうか。皆さん、波際を裸足でスタスタと歩いています。中にはジョギングしている人もいました。これが現地の人の健康法なのですね。
▲さて、空も白みかけたころ、沖合に向けて小舟が浜を出ていきます。地引き網漁の始まりです。
▲この小舟がとても簡素な作りで、素人目にはかなり心もとないんです。直径1.5mほどのボウル型の竹製のボートに、櫓が一本くっついているだけ。たったこれだけで大海原に出て行くんですよ。
▲ボートに乗せておいた網を次々とおろしつつ、櫓を器用に操って、もう彼方の沖合にまで行ってしまいました。恐るべし!
▲浜には、巨大な網の端を持った男たちが残っています。こうやってジリジリと編みの幅を狭めていんですね。
▲漁が始まってから1時間ほど。網もかなり狭められ、周囲の人達が集まってきて網引きに加勢します。見ず知らずの人でも勝手に加わっていいようでしたので、私も少しだけ参加してみました。
▲いよいよ地引き網漁も最終段階。網に入った魚を一箇所に集めます。
▲今回の取れ高はこれ。大漁なのか、期待はずれなのか分かりませんが、とにかくその意気お兄圧倒されます。半透明のシラスが多いですね。
▲とれた魚は、その場でどんどん買われていきます。
▲もう一箇所、別のところでも即売会が開かれていました。
▲こちらはカニが多いですね。一体どんなお味なのかしらん。
▲さて、地引き網漁を見て満足したのでホテルに帰ろうとしていたら、今度はおじさんが鳩の餌を撒き始めました。とんでもない数の鳩が一斉に集まってきます。
▲どうやら、結婚写真の撮影のようです。ダナンでは、鳩をバックにした結婚写真が流行っているのだとか。お幸せに!
▲そして、これが日中のミーケービーチ。地引き網漁も、鳩の記念撮影も、波打ち際を歩きまわる人もおらず、穏やかなビーチになっていました。日中のビーチにしか来ない人は、朝の賑わいを知る機会がありませんよね。これ、結構損していますよ。ダナンのビーチは、朝が面白いんです!