昨今、日本と台湾の間には多くのエアラインが就航するようになり、台湾を訪れる人も多くなりました。特にLCC便の目覚ましい増加により、費用の面で格段に台湾旅行のハードルが下がったということは間違いありません。かくいう私も、ここ1年間で台湾に4回ほど遊びに行っています。
しかし、安いものには裏があるのも事実で、深夜便を利用しなければならないことも多々あります。これは機材の有効活用や、空港の混雑する時間帯の回避といったLCC側のメリットこそあれ、利用者側にとってはあまりメリットがありません。何と言っても、体力的にキツイんですよね。そこで今回は、台北発着の深夜便の様子と利用のポイントについてまとめてみたいと思います。
今回利用したのは、ジェットスター・ジャパンのGK11便とGK12便です。往路のGK11便は、深夜23:00成田発→翌日未明1:00台北桃園着、復路のGK12便は、明け方3:30分台北桃園発→朝7:30成田着という、かなりハードなスケジュールです。こんな深夜便は一体どんな雰囲気なのでしょうか。
往路GK11便 NRT23:00-TPE01:00
▲こちらは成田の第3ターミナルの搭乗口前。深夜23時発という人気のなさそうな便にもかかわらず、かなり多くの人が搭乗する様子。
▲いよいよ搭乗開始です。ゲート150Aはバス移動専用のゲートで、飛行機まではバスに乗って5分ほどです。
▲タラップを使って搭乗します。風が強く寒いのなんの。昼間ならばさほど気にならないバス移動&タラップ搭乗ですが、深夜では流石に煩わしく感じられます。早く自席につきたい……
▲シートピッチは他のLCC同様狭ですね。特にリクライニングをして眠ろうとすると、膝があたってしまうかもしれません。また膝があたると、その振動が前席の人にも感じられるので、お互いに不幸な状況になってしまいます。
▲皆さん、おやすみモード。非常に静かで、夜間長距離バスに乗っているかのようでした。GK11便は台湾桃園国際空港に1:00に到着します。深夜の空港から台北市内への移動については先日の記事をご参照ください。
復路GK12便 TPE03:30-NRT07:30
深夜の空港へのアクセスは、台北からのリムジンバスを利用するのをおすすめします。台北駅西側バスターミナルから國光客運が深夜にも1時間に3本程度バスを走らせています。バスに乗ってしまえば仮眠している間に空港についてしまうので、楽です。
▲ジェットスターは台湾桃園国際空港の第1ターミナルを利用しています。深夜0時過ぎにチェックイン業務を行っているカウンターは、このジェットスターのみでした。寂しい…。
▲空港内には人の気配が全くありません。免税店もカーテンを掛けられて店じまいしてありました。搭乗時刻まで1時間程度時間があったので、ゲート前のベンチで仮眠を取りました。
▲3:20分、ようやく搭乗です。眠い……。
往路便は成田に7時過ぎに到着しました。一応機内でも数時間寝たのですが、しかし眠いったらありゃしない。眠気とだるさが、その日午前中いっぱい続いてしまいました。
また、ネックピローは絶対持参したほうがいいですね。シートにはヘッドレストのようなものはついていません。自前のネックピローがあるかないかで、過ごしやすさ・眠りやすさが格段に異なることは言うまでもありません。