ニューヨークに行ったら、風変わりなドリンクを試してみませんか?今回ご紹介するのは「エッグクリーム」という名のちょっと変わったドリンクです。
このドリンクは、ニューヨーク発祥で20世紀初めに流行ったのだとか。エッグクリームという名前から、卵とクリームを使っているのかと思いきや、卵もクリームも一切使用していないという、半ば詐欺的なおもしろドリンクなのです。そのお味は……
▲エッグクリームがいただけるのは、ブルックリンの閑静な住宅街にある「ブルックリン・ファーマシー&ソーダ・ファウンテン」というカフェ。街角にちょこんと佇む可愛いお店です。
▲店内は意外と広く、バーカウンターとテーブル席が3つ、4つ、さらに奥にも部屋が広がっていました。
▲内装も凝っていて、古き良きアメリカを感じさせる温かみのある雰囲気です。
▲「ファーマシー」という名前の通り、実際この場所には以前薬局があったのだそうです。壁の棚には、薬局をイメージして様々な薬瓶が置かれていました。
▲ブルックリン・ファーマシーのオリジナルグッズも販売されていました。お土産にいいかもしれませんね。
▲さて、この店の名物「エッグクリーム」をオーダーしてみましょう。卵もクリームも使っていないエッグクリームは、チョコレートシロップと炭酸を混ぜた飲み物で、20世紀初めごろにニューヨークで流行りました。ニューヨーカーって妙ちきりんなことを考えますねぇ。
フレーバーは数種類用意されていて、オーソドックスなチョコレート味に加え、バニラ、メープル、コーヒー、デイリー・フリー、バタービールがあります。初めてなので、元祖のチェコレート味を注文しました。
▲カウンターでは、シロップとソーダをマドラーで混ぜています。作り方は意外と簡単そう(笑)。
▲こちらが完成したエッグクリームです。一口飲んでみますと、酸っぱいような甘いような……、今まで体験したことのない味わいでした。美味しいとも言い切れないし、でも決して不味いわけでもないし……。とにかく初めての感覚なため、この味を評価する尺度を私は持ちあわせていません(笑)。
▲なんとも形容しがたいエッグクリームを飲み干しても、まだ口寂しかったので、クッキーモンスターなるものをオーダーしました。それが、こちら。ざく切りのクッキーの上に山盛りのソフトケーキ、更にその上からチョコレートソースと、真っ青な砂糖をまぶしたスイーツです。目に突き刺さるような鮮やかな青にびっくりしつつも、超甘々でおいしくいただきました。
▲ブルックリン・ファーマシーの動画がYoutubeにありました。御覧ください。