カルチャーショック!セブの台所カルボン・マーケットが凄まじくディープな件

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セブを代表する市場「カルボン・マーケット」を歩いてみました。もともとは炭を扱っていた市場だったのですが、今では何でもありの万能市場として現地の人で賑わっています。とは言っても、観光客が気軽に立ち寄るようなスポットでもなく、なかなか心理的ハードルが高めです。

今回は、このカルボン・マーケットに敢えて分け入ってみました。その内部は、日本人の感覚からは考えられない有り様で、カルチャーショックを受けました。カルボン・マーケットを観光する上で注意すべき点についても付記しておきます。

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▲こちらがカルボン・マーケットです。カルボン・マーケットは肉・魚を売るユニット1と野菜・果物のユニット2から成っています。まずユニット2から入ってみることにしました。外観からしてすでに伏魔殿な様相です。中には何が潜んでいるのでしょうか。恐る恐る内部に入ってみます。

▲市場なのに中は薄暗い……。通路に様々な商品が積み上げられて狭くなっていて、人一人通るのがやっとです。

▲広めの通路に出ましたがそれでもやはり薄暗く、市場の雰囲気は感じられません。

▲豆?が量り売りされていたり……

▲スイカがゴロゴロしていたり……

▲市場の出口付近になってようやく明るくなり、市場らしくなってきました。イモや見たことのない野菜が売られていました。

▲ユニット2の裏側に回ってみました。バックヤードの通路に恐る恐る足を踏み入れてみます。

▲かごの上で人が寝ていたり、20cmくらいはある巨大なネズミがうろちょろしていたり。赤丸で囲ったのは、ネズミの尻尾です。

▲通りに出て、ユニット1に行ってみました。

▲ユニット1は肉や魚を扱っています。ユニット2よりは市場の活気がありますが、床面は水浸し、異様な生臭さが鼻をつきます。日本だったらすぐに保健所がやってきて営業停止になるレベルです(笑)。

▲氷などなく、魚が台の上にベタ置きされています。気温は30度くらいあるのに、この扱いだとすぐに傷んでしまいますよ。ううっ、生臭い……

▲大きな肉の塊が吊るし売りされていたりします。もちろんショーケースもなく直に並べられているので、ハエも簡単に寄ってきますよね。

▲こちらでは、腸詰めを皆で作っていました。熟練の手つきであれよあれよという間に腸詰めが出来上がっていくのは見事でした。

▲カルボン・マーケットの裏には、マーケットで働く人たちの住居が並んでいました。

▲住居エリアのメインストリートの入り口です。流石にここに入っていく勇気はありませんでした。明らかに私一人が場違いな雰囲気です。

▲さて、マーケットを離れ、街へと歩いてみます。マーケットに入りきらないお店がパラソルの下で商売をしていました。

▲こちらのほうが市場としてはまだましかな。彩りが綺麗で、見ていて飽きませんね。

▲更にその外側には衣類マーケットがありました。ざっと見て50店舗以上はあるでしょうか。

▲衣類が山積みになっていて、宝探し状態でした。掘り出し物もあるかも……?

カルボン・マーケット界隈を散策するには、いろいろな意味でそれなりの覚悟が必要です。衛生的には最悪なので、汚れても構わない靴を履いていくべきですし、ドブ臭さと生臭さが混じった強烈な臭いにも耐える必要があります。

さらに、観光客はあまりにも場違いな雰囲気で、現地の人達からの視線が痛いです。目立たない格好をしていったほうがよいでしょう。また場所によっては人が密集しているところもあり、スリなどの被害も報告されています。トリップアドバイザーのレビューも参考にされるといいでしょう。

ビーチリゾートを目当てにセブに来た人は敢えて訪れるべきではありません。リゾートとのギャップにショックを受けることは間違いありません。

多くの観光客は、マーケット内を歩き回ったりせずに、車の中から眺めて帰るのが一般的です。私は男性ですので危険な目には合いませんでしたが、確かに雰囲気は良くなく、女性だけの観光客グループには危険かとも思います。安全に見学したいという方は、車窓から眺めることができる現地ツアーこういったツアーを利用することをおすすめします。